「ねぇっ、待って、待ってよ!」
夢を見た。
彼が、私を置いていく夢。
走っても走っても走っても、
私の足では彼に追い付けなくて。
息苦しさで目覚めた私は、隣にあるはすの彼の温もりを探した。
「…あれ…?いない…?」
昨夜彼の家に泊まった私は、寝起きでまだ覚束ない足で、彼を探し家の中をさ迷った。
「ねぇ…どこ…?」
[ここからは選択式です。]
≫北大路悠月
≫廣瀬遼一
≫藍島ノエル
≫國府田千早
≫影山未來
≫北大路皐月
≫あとがき
110622
[*前] | [次#]
しおりを挟む
←