メイン | ナノ

「ダーリン♪」
「わぁっ!?」
リカは後ろから一之瀬に話しかける。
一之瀬は大袈裟と言えるくらい過剰な反応をした。
「そない驚くことないやろ?ダーリン」
「い、いきなり出てこないでよ(汗)」
「ええやんか♪ウチとダーリンの仲なんやから♪」
リカは一之瀬の腕に抱きつく。
「とりあえず離れてくれないかな?ι」
「嫌や。」
「えっ!?」
「だってウチダーリンと一緒にいたいんやもん♪」
「くっつかなくても一緒にいれるでしょ?ι」
「でも嫌や♪ダーリンにくっついてたいねん♪」
「でもぉ…ι」
「おーい!一之…瀬…?」
そこへ風丸が現れる。
「か、風丸…!」
「一之瀬…何やってんだ…?」
「こっ、これはっ「何ってそりゃあ、ウチとダーリンの愛を育んどるに決まってるやん♪」
リカは一之瀬の言葉を遮り答える。
「!…一之瀬…ホントか?」
「ち、違っ「嘘なわけないやん♪ウチとダーリンはラブラブやもん♪」
またリカは一之瀬の言葉を遮る。
「なっ、何言ってんだよリカ!」
「だってホントやんダーリン♪」
「違うって!風丸、誤解しないでく「もういいよ。」
「え…?」
「もう、いいよ。一之瀬。やっぱり、女の子の方が良いだろ…?それにっ…、俺に一之瀬がリカといるのを止める権利なんてないからっ…。」
風丸は言い捨て、その場を走り去った。
「風丸っ!!!!」






「…ダーリン、風丸なんてほっといてウチと遊びに行こ♪」
「…行かなきゃ」
「そうやなそうやな♪どこ行く?」
「風丸の所に行かなきゃ」
「なんで?ええやん!風丸だってウチらのこと止めへん言うてたし。」
「でも行かなきゃいけないんだ」
「なんで!?ダーリンはウチのこと嫌いなん?」
「嫌いじゃないよ。でもリカよりも好きな仔がいるんだ。…きっと、今も泣いてる、俺の大好きな仔が。」
「え…?」
「ゴメンねリカ。でもあの仔が泣いてるから慰めてそばにいてやらなきゃ。あの仔はね、普段でもサッカーやってるときでも強気に見えるけどホントはとても弱い仔なんだ。俺が支えてあげないと。」
「ダーリン…、風丸はいいね。ダーリンにすごい愛されとる…。ダーリン!」
「何?」
「風丸幸せにしーひんかったらウチが怒るからね!」
「わかった!」








「はぁ…。」
ついあんなこと行っちゃった…。
一之瀬…。リカと一緒にデートでもしてるのかな…。
「…丸ーっ」
「…?」
「風丸ーっ!!」
「!…いち、の…せ?」
「!…風丸?」
一之瀬は図書室の前で立ち止まり、ゆっくり扉を開ける。
「い、ちのせっ…。」
「風丸っ!」
一之瀬は風丸を見たとたん、風丸を抱き締めた。

「風丸、泣かせてゴメン。」
「な、泣いてなんかないっ…」
「うん、ごめん。」
「…一之瀬っ」
風丸も、抱き締め返す。
「こっちこそ、ごめん…。俺っ…」
「わかってるよ。俺、リカに言ってきたから。もう大丈夫だから心配しないで。」
「…ホント?」
「うん^^」
「っ…よかった…」
「もう一人にしないから」
「うんっ」
「大好きだよ、風丸。」
「俺も、大好きっ」








大好きな子
(あとでリカにお礼いわなきゃなぁ)
(え?なんで?)
(ううん、なんでもないよ)











----------------------------

あとがき書くの忘れてました←
風丸くんとのせとリカの絡みは一回書いてみたかったんですが、え^^^^
なんで微妙にシリアスなのかな^^^^^
まぁあえてつっこまないでくださいね。

はぃ、てことで読んでいただきありがとうございました!



091125


[*前] | [次#]

しおりを挟む






「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -