「たーにーはーらー。」
「…んだよ。」
「明日は何の日でしょーか!」
明日はクリスマスイブだ。
なんだこいつ、なんかうぜぇ。
「クリスマスイブだろ。」
「ぴんぽーん!てことでデートしよ!」
「勝手にしろ………はぁっ!?」
「よし決まり!」
「ちょ、待て!」
なぜかこいつとデートすることになった。むしろ付き合ってないけどデートって言うのか?
いやまぁ、俺はこいつのこと好きだから、嬉しいんだけどよ、うん。
「谷原!ごめんね、待った?」
「別に。」
私服のこいつ、初めてみたけど意外とかわいい…かも。
「おら、行くんだろ?」
「うん!」
そう言って嬉しそうに腕を絡めてきた。
「うわ!なにすっ…」
「…あ、ごめんね…嫌、だったよね。」
「いや、ちがっ…あーもう別にいいって!嫌じゃねえから!」
そう言ったら、また笑顔に戻って腕を絡めた。
「谷原、ツリー、綺麗だねー」
「おぅ、そうだな。」
「…メリークリスマスだねっ」
「…おぅ。」
チラチラとこっちを見てもじもじしていたのが気になった。
「なんだよ?」
「へぁっ!?ぁ、いや…あのっ……あのねっ…」
「…焦りすぎ」
思わず笑うと、りんごみたいに真っ赤になった。
「…谷原っ」
「ん?」
「…私、谷原のことっ…好き、なのっ…!」
「へぇ………って、えっ!?」
突然のことで驚きを隠せなかった。
まさか、こいつに、告白されるなんてっ…
「谷原は…?私の事、好き?」
そんな質問、反則だ。
「…好きだよ、ばーか。…メリークリスマス。」
「っ…メリークリスマス、マキ!」
クリスマスは記念日
(付き合いはじめたときの)
(とても大切な記念日。)
-------------------------
柳かマキか悩みました(´・ω・`)
マキ好きだよ!
拍手ありがとうございました!
101222
[*前] | [次#]
しおりを挟む
←