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「おい。」
返事はない。

今俺の彼女は俺の部屋で、床に座りベッドに寄っ掛かりながら音楽を聴き、漫画を読んでいる。
この俺を放置して。

「おい、聞いてんのか。」
またしても返事はなし。

ちょっとイライラしてきた。
音楽聴いて漫画読むなら自分家でやれ!


ムカついたから、イヤホンを取って耳元で名前を呼んでやった。
彼女は耳を押さえながら涙目になっている。
なんだろうコイツ可愛い。

「何すんのよ明王!」
「うるせぇ。俺を放置して漫画なんか読んでるから悪ぃ。」
とりあえずすごい怒ったふりをしてそっぽを向く。

彼女はしゅんとしたあとに「ごめんね、明王」と何度も俺に謝った。

仕方ないから



キス一回で許してやる
(そう言ったら彼女は、はにかんだように微笑んで俺にキスしてきた。)










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明王おおおおおおお←
拍手ありがとうございました!


Title by 確かに恋だった
100921


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