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「あっつーい!!」
「うっさいわね秀!!」
「だってあっちぃんだよ!!」
「だってもクソもないわよ!!秀のせいで暑さが倍増する!!ったく…暑苦しいやつなんだから…」
「あのさ、仮にも彼氏にむかってその言いぐさ酷くない?」

私たちを焼き尽くすような炎天下の中。
私と彼氏の秀はデートに来ていた。
だが街中を歩いてる最中、お互い我慢が効かなくなってきた。

「ねぇ、私ん家来ない?もうこの暑さ限界。」
「いくいくー…」

そんなこんなで私の家に帰ることにした。

「はぁー…天国ッ…!」
「秀、麦茶どーぞ。」
「ありがと!」
「いやー…家は生き返るね…」

私がそう言いながら寝転がると、秀も隣に来て寝転がった。
キュッと手を繋いで。

「…しゅー…」
私が甘えるようにぎゅぅっと抱きつけば、そっと頭を撫でて抱き返してくれる。
「今日は甘えん坊だね。」
「外にいたとき…暑くてくっつけなかったから…」
「そっか」

憎まれ口を言うときもあるけど、笑って受け止めてくれる。甘えれば、抱きしめてくれる。そんな優しい秀が好き。






夏の日常
(これが、私と秀の日常。)




110718



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