季節の変わり目
「最近、朝と夜さむい!!そのくせ昼は日差しだけは暖かいんだから!肌寒いっつの!むかつく!」
「まぁまぁ落ち着いて名前ちゃん…」
昼休み、みんなと屋上でご飯を食べていた。
まじ季節の変わり目どこいった。
「やけど、昼と夜の気温差が激しければ激しいほど、紅葉が綺麗な色になるらしいですよ」
「さらに言えば、夏の気温が高いのと、ある程度雨が降ることが綺麗な紅葉の条件らしいです。」
「へぇー、そうなんだ!」
子猫丸と雪男くんの言葉に感心してると、燐がぼそっと呟いた。
「紅葉…みんなと見に行きてぇな…」
「おー、奥村。たまにはええこと言うやんか!」
「いいね!紅葉見に行こうよ!」
この燐の一言で、紅葉を見に行くことが決まった。
「皆さんはいつがいいですか?」
「あ、すんません…。僕これから文化祭まで土日埋まっとるんですよ…」
「…じゃあ文化祭の終わったら見に行かない?夜の紅葉!!」
私の提案を聞いて、みんな一瞬考え込んで、そして笑顔で受け入れてくれた。
「夜の紅葉、ええね!」
「今から楽しみです」
「名前もいいこと言うじゃねーか!」
「へへへ、じゃあ文化祭終わったらみんなでね?約束!」
111017
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