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実はこの間、抽選でぶどう狩り当たる!とテレビで言っていて、ダメ元で応募していたのだが、

なんとそのぶどう狩りが当たってしまった!奇跡!


「てことでぶどう狩り行こう?廉造」
「ええね〜!…ん?二人きり?」
「うん。だってペア招待だもん」
「…ええの?俺で…」
「何言ってんの。廉造は私の彼氏でしょ?当たり前じゃん!」
「…名前ちゃんっ」

いつも通り、ぎゅむっと抱き着いてくる廉造。もう慣れたんだからね!

「…てことはデート、てこと?」
「…まぁそうなるかな?」
「初デートがぶどう狩りて、なんや贅沢やなぁ…はは」
「…確かに」

デート、という言葉にドキドキしているのを、志摩に気付かれないように、話を続ける。

「日にち…明日なんだけど大丈夫?」
「おん!大丈夫やで〜」
「良かった。じゃあ、明日9時に駅前で待ち合わせ、いい?」
「了解!」

待ち合わせ場所と時間を決める。恋人っぽくて(いやまあ恋人なんだけど)嬉しくて頬が緩んでしまう。

「なんや嬉しいなぁ」
「!…私も、嬉しいっ!」
「へへ、お揃いやな!」
「ふふふ、そうだね」

お互いに、見つめて微笑む。
明日、楽しみだなぁ…




111007


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