停電
バツンッ
「えっ…」
いきなり、家の明かりが消えた。
「ちょ、志摩と燐なんかしたでしょ」
「してへんよ!」
「停電やないですか?」
「外も暗いです…どうやら電線かなんかに何かあったんでしょうね。」
もう夕方の7時過ぎ、外も真っ暗で、しかも停電のせいで電気が使えないという、最悪の状況に陥ってしまった。
「ちょ、今触ったの誰?変なとこ触んないでよ」
「え、あ、すまん、俺や」
「坊セクハラですか〜?」
「うっさいわ志摩!」
「ちょ、それは俺の頭だ!ぐりぐりすんな!」
暗くて目が見えないせいで、誰が誰だか区別が着かなくなっている。
「きゃっ、今誰か私の胸触ったでしょ!?」
「え、今の名前ちゃんのおっぱいなん!?幸せすぎて往生しそうやわ〜」
「そのまま往生させたろか?志摩」
「すんません。」
「犯人は志摩か…電気が回復したら一発殴ってやる。」
「是非遠慮したいですわ〜はは」
「志摩さん、自業自得ですよ。」
バツンッ
「あ、着いた。」
「よし、志摩。歯食いしばってて?今から一発殴るから。」
「え!?ホンマに!?」
「当たり前や。ついでにしばいたる。」
「志摩くんの根性、叩き直してあげますよ。」
「3人ともドSや〜!」
「こねこまるー、二人で遊んでよーぜ!」
「そですね」
この後志摩は私と雪男くんと竜士くんの3人でしばき倒しました。
110912
[*前] | [次#]
しおりを挟む
←