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ヘアーワックス


「ゆっきーおくん!」
「…な、なんですか…?」
「髪の毛いじらせて!」
「は?」

今日は祓魔塾のみんなの髪の毛をいじっていじっていじり倒してやろうと思い、ワックスやヘアゴムやアメピンなどを持ってきていた。


「雪男くん髪さらさらだね。」
「そうですか…?」

一度手ぐしで整えてから、手にワックスを馴染ませる。そして雪男くんの髪に馴染ませながら、髪型を決めていく。

私は、雪男くんの髪を少し盛り、全体的に左に流し、アシンメトリーに仕上げてみた。


「みんな!こんな風になりました!どう?」
「え、若先生似合っとるやん!」
「いつもと雰囲気ちゃいますね。」
「ゆ、雪男!?なんだそれかっこいい!」
「み、みなさん、ありがとう…」

新鮮な雪男くんを見て、皆がいいじゃん、と褒めてくれた。彼は照れくさそうに笑っていた。

「じゃあ次は宝くん!」
「なんで俺なんだ「いいから!」…仕方ねぇな、」

宝くんはふわふわの髪を活かし、アメピンで両端を金造さんみたいに止め、少しだけ盛ってみた。

「こんなんでどう?」
「おお!宝、なんかかわいいじゃねぇか!」
「そっちのがええんとちゃう?」
「うっせークソガキ共!」
「見た目かわいくなっても中身はかわいない奴やな…」


宝くんは結構暴言を吐いていたが、心なしか嬉しそうにしていた。



「じゃあ次はー…」


この後も燐、志摩、竜士くんたちもやったけど、スペースの都合上割愛させていただきます。

とりあえず、みんなの髪をいじるのはとても楽しかったです。





110908


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