メイン | ナノ



リフレイン


「名前ちゃん、何聴いとるん?」
「あらし。」
「どの曲?」
「リフレインって曲。知ってる?」
「あ、アルバムに入っとるやつやろ?あの日の僕たちは〜ってやつ。」
「そうそう。よく知ってるね。」
「嵐なら一通り覚えとるで!」

日曜日。
私がまったりとiPodTouchで音楽を聴きながらゲームをしていると、いつのまにか志摩と燐が家に来ていた。
そして今そんなまったりとした時間を邪魔されていた。

「てかなんでいるの。」
「名前の母ちゃんに入れてもらった!」
(お母さんの…ばかっ…!)

犯人はお母さんか!なんて思っていると、燐が可愛い上目遣いで見つめてきた。

「なあなあ、」
「なに?」
「俺、その曲聴いてみたい!聴かせて?」
「え?…あぁ、いいよ。」

可愛くてなでなでしたくなる衝動を抑えつつ、イヤホンの片方を燐に渡す。



「…へぇ、良い曲だな!」
「でしょ?あ、アルバム貸そうか?」
「良いのか?」
「もちろん!」
「てか奥村くんなに名前ちゃんとイチャイチャしとるん!ずるい!」

なんか言ってる志摩は放置しておくことにした。

「えっ!?名前ちゃんえげつない!」
「ごめんごめん冗談だよ。」
「冗談に聞こえへんよ…」




--------------------------
リフレインは私には難しすぎるお題だった…

110909


[*前] | [次#]

しおりを挟む






第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -