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ダラダラ


ちょっと昨日海ではしゃぎすぎたらしい。
全身が筋肉痛だ。

「あ〜…う゛ぇっ!?」

畳の上でごろごろだらだらしていると、背中に重みを感じた。

「メフィスト、降りなさい。」
「嫌です☆」
「おまっ…190もある大男が、筋肉痛のか弱い女の子の上に乗るか馬鹿!!」
「自分でか弱いとか言うなんて名前可愛いですね!」
「うるせぇ良いから私の上から降りろ阿呆。」

するとガッという音のあとに、体の上から、重みが無くなる。

「離しなさい奥村燐。」
「てめぇ、いつも名前を困らせんなっつてんだろ?」
「そんなのこの私が聞くわけないでしょう☆」
「…こんのクソピエロが。」
「!?…お、奥村センセ?」
「え?…あぁ、すみません。ちょっと本音が漏れちゃいました。」

なんだか雪男くんが黒いような気がするけどそこは気にしないことにしよう。


「兄上、抜け駆けはダメですよ。」
「それをお前が言うのか、アマイモン。」
「もう…今日は筋肉痛が痛いし、疲れてるから、ダラダラする!みんな邪魔しないでよね!」
「えー。」
「えー、じゃない!いいね?」
「「はーい。」」

いつもは言い合いばっかりしてるみんなが、ちゃんと声を揃えて返事をした。
それを少し嬉しく思い、私は少しずつ眠りの世界へと誘われていった。

目を覚ました時には、私を真ん中にして、右に志摩と竜士くん、左に金造さんと子猫丸、上ににメフィストとアマイモン、下に燐と雪男くんが寝ていた。
しかも金造さんに至ってはちゃっかり手を握っている。

(何、この状況…?)





110815


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