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快晴


「おっせんたくーおっせんたくー。」

こんな変な歌を歌いながら、私は洗濯物を干していた。

「ほんとなんか清々しいくらい青い空じゃないのよ!」
「なー名前ちゃーん。」

私が気持ちよく洗濯してるその後ろでは、畳の部屋で、のんびり寛いでいる志摩と、普通にお茶を飲んでる竜士くんと子猫丸がいる。

「何よ志摩。」
「名前ちゃん俺にだけ冷たない!?」
「そんなことないよ。ねー子猫丸?」
「そですね。志摩さんの勘違いやないですか?」
「せやせや。てか名前、手伝うで。」
「あ、僕も手伝いますよ。」
「いやいやいいよ。竜士くんも子猫丸も座ってて!お客さんにそんなことさせられないし。」

(竜士くんと子猫丸は気遣いできるいい子なのに…志摩と来たらなんであんな寛いでいるのよ!)
そう思いながら、また干し始めると、すくっと志摩が立った。


「しゃーない、俺も手伝ったるで。」
「えっ、珍しい…雨でも降るんじゃないの?」
「えげつない!」

なんて、そんな会話をしながらも洗濯物を干し終えて、一緒に楽しくお茶をした。



あぁ、快晴だなあ…。






110804


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