「苗字、あのさ、俺と」
「付き合ってください。」
不意打ちだった。今まさに俺が言おうとした言葉を彼女に先に言われてしまった。
「って、言おうとしたんでしょ?谷原くん。」
「なっ…」
「私も好きだから、先に言っちゃった」
彼女は、茶目っ気を含んだ口振りでそう言った。
「マキ。」
その後俺たちは付き合い始めた。
「あ?」
「マキって私服かっこいいよね。」
ホントに不意打ちだった。なんで名前はいつも不意をつくのか…。
「な、何言ってんだよっ…!」
「別にー?ただかっこいいなーって思っただけだよー」
「っ…そーいう恥ずかしいこと、普通に言うなよっ…!」
名前は、想像よりも天真爛漫で、素直で、とても明るかった。
「マキ照れてるのー?」
名前はにやにやしながらこっちを見てくる。
「うるせぇ!」
「あははっ」
「…おい名前。」
なんか負けてるみたいでムカついたから、仕返しにキスしてやった。
不意打ちLovers
(マキだいたーん!)
(うるせ。いつもしてんだからいいだろ。)
(別にダメとは言ってないよー)
堀さんと宮村くん/谷原マキオ
アンケートでリクエストいただいたのでマッキー夢書きました^^
マキオむずかしい…
100908
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