「なぁ名前ー」
「なに、秀。」
井浦秀。みんなの前では騒がしいけど家では結構物静かなギャップのある奴。私の彼氏だったりする。
片桐を卒業して4年。
私たちは同棲してたりする。
「俺たちさ、結婚、しねえ?」
「…………へ?」
いま、何て言った?
よく聞き取れなかった。
「だから、結婚、しない?」
「……ちょ、いきなり何言ってんの?」
「名前…俺本気だよ。」
こんなに真面目な顔してる秀久々に見た…。
「…名前、俺と結婚してください。」
真面目な表情で、ただ私をじっと見つめる秀。
「…はい、喜んで。」
自然とそう言葉にしてた。
その返事を聞いた秀の顔はぱあっと明るくなり、刹那、携帯を取り出してすごい早さでメールを打ち始めた。
「どうしたの?秀。」
「みんなに報告!"俺たち結婚しますー!"て!」
「ちょ、何それはずい!」
止めようと思ったらもう遅かった。携帯のディスプレイには"送信完了"の文字が。
「あーもー…恥ずかしいっ…!」
「いいじゃん、みんなに知ってほしいし!な?」
「…まあね。」
結婚報告!
("俺、井浦秀と俺の彼女、苗字名前は結婚します!")
(ちょ、まじか)
(わー井浦くんおめでとー)
(宮村、どうしたの?)
(井浦くん結婚するんだってさ。苗字さんと)
(………えっ!?)
堀さんと宮村くん/井浦秀
突如書きたくなった結婚報告ネタです(`・ω・´)
100903
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