メイン | ナノ

私と彼は、バス通学だ。

今までも乗る駅と時間は被っていたが、クラスも違うし交流はなかったから話さなかった。
でもある日、彼がバス停でしゃがみこんでいたので声をかけたらコンタクトを落としたと言う。探してるときいろんな場所に頭をぶつけてたから相当悪いんだ、と思い私も一緒に探すことにした。
彼は、悪いですよっ、と言っていたがこんな彼を置いてくにも罪悪感が残るわけで。

とりあえず今来たバスを送って私は一緒に彼のコンタクトを探した。
無事見つかって、彼がちゃんとコンタクトをするのを待って、それからバスに乗って行こうとしたら、彼に止められた。
何事かと思えばお礼がしたいと言った。
気持ちは嬉しいが学校…とも思ったが彼の真剣な表情を見たら断れるわけがなかった。

その後私たちは学校をサボって近所のマックに行った。
普通に代金を払おうとしたら彼が奢ってくれた。紳士である。


彼は柳明音くんというらしい。なんと可愛らしい名前だ。
私も自己紹介をしたら、苗字名前さん…可愛い名前ですねと言ってくれた。やっぱり紳士である。
それから、色んなことを聞いた。
私は、彼をバス以外で見たことがあったが、どこかで見たと思ったら、堀とか井浦たちと一緒にいたのか。

今日で、彼とすごく仲良くなれた。
それから彼と付き合うようになるまで、そんなに時間はかからなかった。
お互いに惹かれあい、気がついたら付き合っていた。そんな感じだ。


そして今日も、彼とバスで帰るのだが、私は昨夜夜更かしをしてしまったためか、帰りのバスでは耐えきれず寝てしまった。
いつのまにか彼の肩にもたれて。


「あ、名前…寝ちゃったんだ。昨日頑張ったって言ってたしね。」




ある日のバスで、
(寝顔可愛いなぁ。)





堀さんと宮村くん/柳明音
オチはまだ家出中です。
もうなんかオチ無理矢理すぎるw
すみませんw


100829


[*前] | [次#]

しおりを挟む






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -