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「ねえねえ、名前。今日のパンツ何色?」










回りが彼の事を白い目で見た。



コマンド
[> 無視する
[> シカトする
[> スルーする
[> 聞かなかったフリをする


「全部無視だよね!?」
教室に秀のツッコミが響き渡った。
そのツッコミも無視して、私はトオルに真顔で聞いた。
「ねえトオル。秀はなんか死にたいみたいだから、私殺って良い?」
「おぅ」
トオルは快く許してくれた。

「ちょちょちょ待って!」
「仕方ないわよ、井浦が変なことを聞くのが悪いわ。」
ほら、堀もそう言ってるし。
「そうだよ。だから大人しく殺られてね、秀。」
「いやいやいやいや!」


とりあえず一発ぶん殴って、それから話を聞いた。
「で、なんでいきなりあんなこと言い出したの?」
「単純に気になったからです。」
そしてもう一発。
なんで秀はこうなんだろうか。仮にも、私の好きな人なのに。

「おい秀。お前変にストレートすぎだって」
「えーっそおーっ!?」
「そうだよ!」

秀とトオルが何か話してるわ。
「何の話かな?秀。」
「いやこっちの話。」
「で、ホントはなんで?」
「…石川ーっ」
「言っちまえよ」
何の話かしら?

「俺ね、名前のことっ…好きなのっ!」
クラスに衝撃が走った。
「…まじか。」
「反応オオオオォォォォォォォ!!!!?」
「トオルうるさい。」
「吉川つめてぇ!」

「私もすき。」
「えっ!?まじで!?」
またもクラスに衝撃が走った。
「ホントにホント!?」
「こんなことで嘘なんかつかないよ。」

その瞬間、秀の表情がぱあぁっと明るくなった。
「っ…石川!宮村!明音!仙石さん!俺、彼女出来たよ!」
「よかったじゃん、井浦くん。」
「これでやっと井浦くんも彼女持ちというわけか。」
「なんか違和感あるけどなー」
「おめでとうございます井浦くん。」

「名前っ!大好き!」


実る想い
(いつから私のこと好きだったの?)
(小学生のときから!)
(長っ)
(名前は?)
(…私もだけど!)





堀さんと宮村くん/井浦秀
オチは家出しました。いつ戻ってくるかなぁ…(´・ω・`)
井浦夢です。ちょっと静かな井浦ですねw
てか井浦の第一声が酷すぎる。
そして相変わらずトオル不憫過ぎる(笑)



100821


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