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決意




今日も谷原先生はキラキラしたオーラを出しながら教室に入ってきた。あぁ、今日もかっこいいっ…!

「谷原先生っ!おはようございますっ」
「苗字、おはよう。」
「先生、この学校にはもう慣れましたか?」
「あぁ、お陰さまで快適だよ。」
「よかったです!先生、今日も1日頑張ってくださいね!」
「ありがとう。じゃあまた、授業でな?」
そう言って私の頭を撫でて谷原先生は教室を出ていった。



昼休み…

「なにニヤニヤしてんのよ」
「愛ちゃんっ!ううん、ちょっとねー」
私は1限から4限までずっと朝のことを考えながら過ごしていた。
谷原先生って頭撫でるの癖かなっ、癖なのかなっ…!
キュンキュンしちゃうっ!


よし…、

「決めた!」
「!…いきなり叫ばないでよ…で、何を決めたの?」
「あ、ごめん愛ちゃん。あのね、私、卒業したら谷原先生に告白するっ!」

そう言った私を見て愛ちゃんは一瞬目を見開いたが、すぐに優しく微笑んでくれた。







110621


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