昔の俺は、ただ純粋に遊んでほしくてアーサーのまわりでいつもわがまま言っていた。
「ねぇあーさー!ひまなんだぞ!」
「仕事があるんだ。後にしてくれ。」
「…でも、あーさーと遊びたいんだぞ…」
「…仕方ねえなぁ。…よし、じゃあ遊んでやるよ。」
「わーい!うれしい!」
こんなのが、日常だった。
だが、いつからか(まあいつと言えば俺がもう遊ぶとか言う年じゃなくなったときなんだが、)アーサーが俺に構う時間が減った。
仕方ないとは思っている。
俺は、もう大人だし、アーサーと遊ぶとか、そんなこと言えるような年ではない。
でもやっぱり俺は、アーサーが好きで、彼にずっと構ってほしい。
これが本音だ。
「なぁアーサー!暇なんだぞ!」
「仕事中なんだ、静かにしろ!」
「遊んでほしいんだぞ!なぁアーサーアーサー!」
「だああああっもう!…仕方ねぇなあ…少しだけだかんな!」
「あぁ!わかってるんだぞ!…ありがとう、アーサー。」
「別に良いよ。お前はこうなると昔から絶対折れないからな。」
「DDDD!俺のことよくわかってるじゃないか!」
わがままシンドローム
(君が好きだから、俺は今でも)
(わがままを言い続けてしまうのだ。)
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島国×ヒーロー様へ提出。
遅くなって申し訳ありません。
やっぱりアルはいつまでもアーサーと遊んでいたいんだと私は思います。
参加させていただき、ありがとうございました!
110809
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