夜の底


嫌がるのはフェイク
ウラハラな私を
唇でおさえこんで
優しい指先でいじめて

荒々しい舌先で
あなたに翻弄される体と瞳の奥
ゆうらりと濡れて光って
夜が
二人が
深くなる
あなたをもっと求めていく

口うつしの熱情
重ねて溶け合う心音
永久の約束にして
満たして 満たされて

夜中(よるじゅう)
もっと
朝が迎えにきても
まだ

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