ラスト・ゲーム
2013/09/14 21:32
##amz_4883810704##
携帯小説読まず嫌いをなくそうと、とりあえす読みました。ですから、今回は辛口批評かもです。携帯小説ということで、私が苦手とする部分は、飲み込みました。必要以上の行間だったり、口語のような文体と構成とか。(携帯小説自体を批難しているわけではなく、あくまでも個人的な意見です。)
なんですが、友情、恋愛、恋敵、父親の死。ただ、どれも薄っぺらく感じたんですよね。深い部分には触れないで、上澄みの綺麗なところだけを集めた感じがして。あっさりしすぎているというか、なんというか。父親と固い絆を書いていると思えば、父親の死はあっさりと通りすぎる。主人公が自暴自棄にはなるものの、深みは感じられず、父親の死亡原因にも触れずに、物語は進む。恋敵の部分、好きな人とすれ違う部分も、さらっと通りすぎていく。
申し訳ないけれど、2、3ページ飛ばしても、物語の内容についていける。読み終えるまでの時間は約30分程度でした。
でも、いつもなら嫌悪感を示す、携帯小説によくありがちな、必要以上の行間だったり、口語のような文体は、気にならなかった。(飲み込んだからとかではなく。)ほんの少しだけ、携帯小説もいいなと思った一冊でした。読みやすかったといえば読みやすかった。携帯小説の利点でしょうね。かなり昔、夢中で読んだコバルト文庫を思い出しました。あの頃は携帯小説なんて分類はなかったからね。
読まず嫌いは少しなくなったし、いいなと思った部分もあった一冊だけど、たぶん、携帯小説は好んでは手を出さない分類かも知れない。やっばり。
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