うたプリ | ナノ





「翔くん、洗濯物終わりまし…」

リビングに足を運ぶと窓から差し込む暖かい太陽の光を浴びて眠っている翔くんの姿が見えて私は口を閉ざした。最近忙しかったからか眠ったんだろうなあ。なのに私の気を遣って今日買い物に行こうとか言って来てくれた、本当に優しい人だと心の底から思うんです。

まだまだ肌寒いから毛布をかけて私はお昼ご飯を作り始めるためにエプロンを身につけた。