フと何かを思い出した気がした。
それが何かは、わからなくて。
ただ頭を捻るばかり。
そして触れた手は、とても冷たい。
そんなはずはないと改めて触れると温かい。

「どうしたの?」

私はわからないと呟く。
だってわからないんだから。
だけどあなたは優しく微笑む。

嗚呼、幸せ。





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