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あずみがテレビから救出された後、一度は目を覚ましたものの過度の体力の消費からかあずみは寝込んでしまった。

明日から学校なのに…、と本人は文句を垂れていたので、予想以上に回復は早そうだ。


今日の夕飯には何かおいしいものでも作ってあげよう。


そうこう考えているうちに時間はあっという間に過ぎていき、放課後になった。

いつものように皆が悠の席の周りへ集まった。

「あ〜…なんでもう終わりかな、連休…。それに、あずみがあんな目に合ってたなんて知らなかったし…」

「けど、橘も無事だったんだし、事件については何も無かったから良かったじゃん?ジュネスでバイトしてると、おばちゃん層の噂話聞けるけど、何も起きてないみたいだしさ。誰かが失踪、みたいな話は無し…。」

でも、と口を開く雪子を悠がやんわりと制止した。


「大丈夫。心配したのは皆同じだ。でも、あずみは心配されることを望んでない。だから、普通にしてやってくれ。」

そう言うと、雪子はハッとして口をつぐんだ。

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