これを五万打企画にしようかと思いまして


これを五万打企画にしようかと思いまして

※途中からほぼ会話文のみ
柳生が言いたい放題注意


皆様、ご機嫌よう。

生活の句読点、柳生比呂士です。

さて、青春攻略本もお陰さまで五万打を越えるまでになりました。

そこでうっかり企画募集を忘れた誰かさんに代わりに我ら王者立海大が五万打にちなんだ話題をしようかと思います。

〜五十音台詞バトン〜


「え?なになに?面白そう!」

ホワイトボードに書かれた議題に早速幸村君が反応してくれました。

「『あ』から『ん』まで五十音順にそれぞれが残したいと思う台詞をあげて行くバトンだな。」

議題の下に柳君が『あ』から『ん』までを書いてくれました。

「え?意味分かんねぇし。」

パチンと膨らましたガムを割った丸井君に仁王君が、

「やぎゅ、手本。」

「それでは僭越ながらトップバッターの『あ』。」

『あ』

声を揃えて応援して下さる皆さんの期待の答えなくてなりませんね。

「アデュー!」

「お〜!!こんなカンジな。」

「面白そうッスね!!」

ルールが分かったような桑原君と切原君が頷きました。

「じゃ、『い』は?!」

はしゃいだ幸村君に、

「イリュージョン。」

珍しくやる気を出した仁王君に幸村君が笑顔で鬱陶しいと言っていますが、すみません、そこは彼の今後と部長の立場でどうか堪えて下さい。

「『う』!!」

とここで意外に空気を読める丸井君が続けてくれました。

「うぃんぶるどん?」

「なんで片言なのさ、真田。」

「空蝉、と。」
と言いながら書記役を買って出てくれた柳君が特権で埋めていきます。

「『え』?え〜?」

「シャレかよ?」

「エース!!」

挙手をした切原君に微笑した柳君が書き込みます。

「お仕置きが必要だね。」

その笑顔に何故か背筋が寒くなります。

「『か』は…。」

「神の子。あ、もう子はいいや。」

ますます部室の温度が下がった気がします、いえ、気のせいですよ、幸村君。

こっそり柳君がかまいたちと書こうなんてしていませんから。

「『き』。」

「キェェェェーッ!!」

「何故それなのだっ、蓮二も書くなぁーッ!!」

嬉しそうに叫んだ幸村君に真田君の面白いほどの慌てぶり、一応青春攻略本はネタは原作中心なのですが、たまにOAVや歌劇が出ますよね。うる覚えで申し訳ないです。

「苦労をかける。」

「あー、幸村君以外ないわ…。」

…今微妙に繋がりましたね、読心術は幸村君なら当然でしょう。

「『け』、けしからん!!って真田副部長言ったけ?」

「次〜、皇帝でいいんじゃね?」

「じゃ、真田だ。」

しかも真田君三連発、仁王君がこっそり『さ』に参謀と書いてあげていました、この二人も意外な一面を見せてくれるので興味深いですね。

「シャラララ 素敵にキッス。」

「それアリッスかっ?!」

本当に有りなのですか?キャラソンは殆んど、正直に言うとレンタルかリクエスト有線でしか聞かないくらい不得手でして…。あ、ですが、海堂君の蛇ガラだけは買いました。私、密かに海堂君のファンでして。

「違うだろぃ?ジャッカルが!!に決まってるだろぃ?」

「…ブン太!!」

真性ジャイアニズムの丸井君は無意識に人を救うのです。

「そんなカンジに丸井様をシクヨロ!!」

「…ブン太…。」

ええ、ジャイアンはジャイアンですから。

ですが、ここは紳士です、それだけは譲れません。

「じゃ、『す』は〜?」

「随分と偉くなったものだな。」

「だから無闇に俺を真似るなーッ?!」

と仁王君を叱りつける真田君の後ろで、

「絶望と共に散れ。」

「絶望に打ち拉がれるがいい。」

「この、立海の絶望先生がっ!!」

私と柳君と幸村君がそんな事を言っているのに気付かないのですから。

「『そ』!!」

「『そ』、『そ』、『そ』…。」

「なんかあったっけ?」

とりあえず保留にしましょうか。

「『た』!!」

「先生お願いします!!」

「たるんどる。」

「キター!!」

「やべぇ、これは真田の一人勝ちじゃんか。」

たわけもありますが個人的に妹系の方に言ってもらいたいですね。

「『ち』、『ち』、『ち』ぃ〜?」

「チャッチャと終わらせましょうよ。」

「まだ終われないけどね。」

「潰すよ?」

「後輩のクセにでしゃばんなよ、ここは綱渡りだろぃ?」

切原君は床に膝をつきながら、

「手塚ぁー!!」

「あははは!!赤也似てるし!!」

「だから何故俺なのだ?!」

「ここも鉄柱当てだろぃ?んでもって、どう、天才的?丸井ブン太様三連発!!」

得意気にガムを膨らませた丸井君にムキなって、

「じゃぁ、俺だって!!ナックルサーブ!!」

と負けずに叫んだ切原君を華麗に聞き逃して「名残惜しいが宴はおしまいだ」と書いていました。

「仁王!!」

「微温いわ!!」

「…続けて言わんと…。」

昨日の練習試合で手を抜いて真田君に怒られてましたからね…。

「ねずみ花火eat!!」

「『の』も思い付かないね。」

『ぬ』や『ね』の方がなかなかないのに、すんなりある方が凄いですね。

「はいらんかー!!」

皆さん爆笑している後ろでなんですが、うっかり変換押してしまって「排卵かー」になると笑うしかないですね…、思春期ですから。

「濁点半濁点も有りだぞ。」

「参謀、前振りありがとう!!来たぜよ、俺の時代!!」

「比呂士。」

「やぎゅーッ?!」

そうはさせませんよ、関東大会の恨みはここで晴らさせてもらいます。

「大丈夫だ、次は、」

「プ、」

「フハハハハハッ!!」

「真田が壊れた。」

せめて風林火陰山雷にしてほしかったです。

「ふざけるな!!」

と幸村君が言った瞬間また部室の温度が下がりました。

「…ファイヤーって言いたかった…。」

「どんまい、ジャッカル。」

ナイスフォローです、桑原君・丸井君。

「…大丈夫だ、仁王。次こそはお前の番だ。」

「ペテン師だと?」

「上等だ。」

「そっちネタもアリかーっ?!」

「ボウヤだからさ。」

言ってません、作品が違います。

「ほくろスイッチ。」

「ほくろに触るんじゃなかぁーっ?!」

丸井君が仁王君の口元のほくろを押した瞬間に仁王君が発狂しました、いつもの事ですが。

言うまでもなくほくろスイッチも何ら関係ありません。

「負けはいけないな。」

「皆、動きが悪すぎるよ。」

この二人の台詞が続くと何か怖いですね。

「無敗で待つ!!」

「と言った奴が負けたけどね。」

「ぐっ…。」

ここで無我の境地でも幸村君は怒りますよね…。

「『め』、めぇ〜?あったけ?」

「メテオドライブ。」

「幻の必殺技だろぃ?」

得意気な仁王君に丸井君が水を差しました。

仁王君だけの技もあるんですけどね、披露する機会がなかったですよ。

「だまらっしゃい、子ブタちゃん。」

「うっせぇ、へたれが!!」

「もう、迷いはない。」

「おお、幸村部長さすがッス!!」

「帰りにグラビア買います!!」

「そんな宣言はいい。」

「もっと強くこんかーっ!!」

「だから俺の真似をやめんか!!」

「今、弦一郎はもっと強いグラビアを所望したのかと思ったぞ。」

「具体的に強いグラビアと言うのはなんなんでしょうかねぇ。」

「やぎゅ〜?」

仁王君、甘えても何も出ませんよ、貸しませんよ。

「幸村君。」

これも譲れませんね。

「よしんば!!」

「て、日本語だとなんて意味なンスか?」

決めポーズの丸井君に切原君が真顔で聞くので幸村君がお腹を抱えて笑っています。

「よしんばは日本語だ!!」

真田君が憤慨している近くで、丸井君が指を差し、

「四つの肺を持つ男!!」

「俺かよ?!そのアダ名微妙だけど今は嬉しいな!!」

「そして丸井は四つの胃を持つ男。」

と柳君が微笑んだのを見逃しません。

「『ら』、『ら』、『ラ』ってあったかの?」

仁王君が最難関の行に突入しました。

「ラテンの血を引く立海大附属の磐石守護者。」

「え?誰?」

と丸井君、どこかで聞いた事があるような気がしますが…?

「ジャッカルだ、20.5巻参照。」

「俺…、柳!!サンキューな!!」

連続で自分の事を言われて涙ぐみ桑原君、君はいつまでのその純粋さを忘れないで下さい。

次は、一つしかありませんね。

「立海!!」

王者の名を背負う我々には絶対です。

「ルーキーのチビ助。」

「その組み合わせ!!俺、横で聞いてて笑うの堪えてたし!!」

「確かに精市の僅かに肩が揺れていたな。」

もし越前君が蔵卯座君くらいの身長だったらなんて言ったのでしょうね。

「おお!!次も柳生の番じゃ!!」

「レーザービーム!!」

「浪漫爛漫。」

「げっ?!キャラソンなしじゃなかったのかよぃ?!」

「しかも海志漢!!」

「だったら『を』を終わらない愛とかにすればいいじゃん。」

さすがにそれは無理がありますよ、幸村君。

「だが、その前に言う事があるだろう。」

「我が立海の三連覇に死角は無い。」

「よかったー、ワカメ野郎とか言われたらどうしようかと思ったッス。」

そう言われると手をつけられないほど暴れますが、最近はネタ振りを待っていますね。

そしていよいよラストです。

「ンーッ、エクスタスィー!!」

「それ、白石じゃろ?!」

「アデュー!!」

「また最初に戻んのかよぃ?!」

「って柳生のおいしいとこ取りじゃん!!ナニこの企画?!」

ハイ、スコートって男の浪漫だよね?のアンケートでスコートが一位だったら、また私の為の企画があると言うお話でしたので、五万打記念の司会を務めさせていただきました。

それでは皆さん、またお会いする日まで。

アデュー。

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(20110619)

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