幸村精市のいい湯だな〜その時ナニが起きたかっ?!


幸村精市のいい湯だな〜その時ナニが起きたかっ?!

ここからはニオ君解説の、例によって著しく下ネタにつきに要注意ダニ

そん時、俺はもう着替え終わって一服つけとったんじゃ、いやラムネぜよ?テニスに一途やき、体に悪いことはせんよ?いや、まじに。このまーくんのピュアな目を見んしゃい?

ま、冗談はその辺にしておいて、柳生とテストのヤマの話をしとったら、まるっきりお子さまコンビが上がってきたんじゃ。

世話焼きなジャッカルが先に赤也の頭を拭いたのがブンちゃん気に入らなかったみたいで?ブンちゃん、弟二人と赤也を育てといておきながら、ジャッカルにはベタ甘に甘えるきにね、面白おないんぜよ。

頭からすっぽりバスタオル被っとったら、赤也クンだけ丸出し状態なワケよ?

そこを自称皮剥き名人丸井様が赤也に「お前も剥いてやろうか?」なんてセクハラパワハラ紛いにからかったから、悪魔化するどころか赤也を泣かせおって、

「今のはブンちゃんが悪いナリ。」

てさすがに俺も注意したんじゃ。

そしたらあのRP(Red Pig)が逆ギレしおって、健気にダブルス目指してシングルスを頑張っとるまーくんを事もあろうか、

「ポークビッツがお呼びじゃねぇんだよぃっ?!」

て言い捨てやがった。

「おまんっ?!リアルポークピッツがナニ抜かしとんじゃっ?!」

「ポークピッツじゃなくて、ポークビッツですー!!ベッド上の詐欺師が!!」

「詐欺師上等、ミステリアスな男こそ女はそそられるんじゃ!!」

うざがられてるプリピヨ信号もミステリアスな男を演出する小道具じゃ。

「仁王君、丸井君。他のお客様の迷惑になるので、その辺りで止めたまえ。」

眼鏡を掛けながら注意してきた柳生にムッとしたが、公共の場だし当たり前を言われたんじゃから、ここはオトナの余裕で俺は堪えたナリ。

じゃけん、この赤い子豚ちゃんは豚の癖に吠えよる。

「はぁっ?!柳生、お前ベッドの上でも紳士ぶってんじゃねぇよぃ?マッパになっても優等生じゃ嫌われるんだからな?!」

「…、」

ヤバッ?!柳生は「優等生」呼ばわりされんのを何気に嫌がる。

無言で眼鏡を押し上げとるって事は本気に怒ったぜよ?!

「ナイトゲームにマニュアルもルールも通用しねぇんだよ?柳生みたいにイイコちゃんなダブルスで女が満足すると思うか?お前のソレ、なんていうか知ってっか?宝の持ち腐れって言うんだよぃ。」

一気に捲し立てて満足したブンちゃん、早く逃げて!!

「マニュアル通りのナイトゲームが何だと言うのです?」

柳生は腕を組んで、

「例え手順や道具はどうであれ、誠心誠意心行くまでパートナーを喜ばせてあげるのが紳士の務めだと私は思いますが。」

チラリと斜めに見上げる柳生、意外に目付きが鋭いんじゃ…、赤也が怯えてジャッカルの後ろに隠れたら、赤豚も次の的をジャッカルに標準を合わせよる。

「いいよな!!ジャッカルはハーフだから素で──」

「俺の中では俺が標準値だ!!ハーフとか人種関係ねぇ!!」

叫んだジャッカルはもっともダニ、ブンちゃん、差別か偏見で訴えられても勝てんよ?

「貴様ら!!まだ騒いでるのか!!早く服を着ないか!!」

ハイ、出ました!!

侵略する事火の如しのその名の通り皇帝、真田様のご登場。

一斉に真田に注目。

「む?何だ?」

真田は分かってないが、十年後くらいに夜の暴れん坊将軍なんて呼ばれないって、信じてるぜよ…。

「みんな何をやっているんだい?」

「大方丸井が赤也の地雷を踏んだのだろう。」

ここで神の子降臨、参謀参戦。

やっぱ、幸村はいつ見ても神の子ナリ。

人体図鑑に載ってるようなきれいな色彩付き図解──

「仁王、それ以上考えてはいけないな。」

「…参謀もなかなかナリよ。」

読心術は標準装備、ついでにフリーダムな幸村と違ごうて、柳はきっちりタオルを巻く派。

「羞恥と言う物があるからな。それが人と猿、いや神の差だろう。」

俺の脳内と会話しとるよー?ある意味幸村より敵に回しちゃいかん相手ナリ。

「参謀って、夜中にこっそり装着の練習するタイプじゃろ?」

悔し紛れにそう言ってやったら、鼻で笑われたぜよっ?!

「当然だろう?男子たる者『いざ鎌倉』に備えてどうする?あぁ心配するな。俺で標準値だからな。」

ニヤリと柳に笑われて、キャラを忘れて「ポークビッツ舐めたらあかんぜよ?」なと言い返す前に、おかみさんに怒られたので、とりあえずまーくんのプライドは守られたナリ。

[←戻る]

- ナノ -