期末考査と言う名の伏兵
「と仁王は言うが残念だったな。」
「まさかの、考査何ソレ査定って美味しいの状態ぜよ。」
「200点満点で一桁を取った時は流石の俺も焦ったな。」
「懐かしいのう…、どうやって進級できたか覚えとらんがの。」
「無駄に置いておきたくなくて奥の手を使った確率98%。」
「残り2%の良心が泣いとるんじゃろうなぁ…。」
「教育者としての自分の不甲斐無さ、か…。」
「後受験に使わんのに無意味に課外で選択したり。」
「あれはあれで楽しかったぞ。とうもろこしの答えをきみと書かないでくれと何度言われた事か。」
「提出するプリントに『結婚するって本当ですかっ?!』ってアホな落書きと絵を書いて、先生が?マーク書いてきたっけの…。」
「小論文のテーマが自分の目標とする事と真逆で小論文では無く愚痴だと言われた。」
「で?」
「とは?」
「俺ら何が言いたかったんだろうのう?」
「更新停滞を考査のせいにしてみたかったと言う話だ。」
「…今は昔の物語、いや光陰矢のごとし、学成り難しか…。」
「ふっ、言うな。」
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