- ナノ -

■ Who,Which

夢主設定:イルミ嫁
時間軸:原作とは無関係
その他傾向:すれ違いからのハッピーエンド

△▼

政略結婚によりイルミに嫁いできた夢主は精神的にまだ幼く、暗殺家業にはとても似つかわしくない壮大な夢があった。
――それは歌手になること。
当然反対の意を示し、まともに取り合うことさえしなかったイルミにある日突然突き付けられたのは、パドキア市役所からの”離婚届を受理しました”という知らせだった。

確かに公文書偽造などお互い造作もないことだが、根本的な考えを改めさせない限り、いたずらに戸籍にばつが付き続けるだけだろう。そう思ったイルミはあえて彼女を泳がせ、彼女が現実に叩きのめされるのを待つ。しかしそのうちに彼女の暴挙の原因が”夢を追いかけたい”というだけでなかったことに気付かされて……。

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