- ナノ -

■ SSまとめK

お題『同棲』

結婚前の女の子が男と暮らすなんて…というのは田舎の母の考え方で。
もちろん私もずっとそう思ってきた。だけど…

「や、ナナコまだ起きてたんだ?」
「鍵かけたはずなんですが」
「オレには関係ないよ」

勝手に侵入して住み着いてる分にはどうしたらいいのでしょう。

「家賃ぐらい出すけど?」しかもありがたい。



お題『下着』

最近のイケメンは女性に下着をプレゼントしたりするらしい。
でもやっぱり私はなんだか抵抗がある。ヒソカに貰ったら笑ってぶっ飛ばせるけど、特にイルミは。

「…えーと、ありがとう?」「なんで疑問形?」
「だって…ねぇ?」

ドッキリです、って誰か言って。お願いだから。




お題『パンチラ』

「あ、見えた」

風が吹いて、ナナコのスカートがめくれた。しかも、とっさに彼女が押さえたからモロじゃなくてチラ。

「案外可愛いの履いてるんだね」
「言わなくていいよ!っていうか、今の一瞬で見えたの!?」
「まあね」
「…なんで格好つけてんの」

オレの動体視力を舐めてもらっては困る。




お題『勘違いにも程がある』

「え、えっ…イルミ、まさか…男だったの!?」

彼女とは仕事の関係で知り合ってから3年経つ。大雨にうたれて服がぬれてしまったから、水気を絞ろうと上着を脱いだのだった。

「え?え?男?それとも貧乳?」
「…死にたいの?」
「ごめん、Aはあるか」「死ね」

彼女の誤解を解くのには骨が折れた。



お題『怒らないでよ』

「ねぇってば」

彼女に無視をされてかれこれ三日。そろそろ機嫌を直してほしい。

「そう怒らないでよ」ちょっとふざけてみただけじゃないか。

「もうしないよ」

もうお前の食事にこっそり媚薬を仕込んだりしないから。「許してよ」




お題『混浴』

露天風呂付きの部屋にしたら、せっかくだからと入ってくれるだろう。
結局オレの思惑通り、初めは渋っていた彼女も最後には折れてくれた。

「湯船にタオルつけるのはよくない」
「いいじゃん二人なんだから」
「その台詞そっくりそのまま返すよ」

ねぇ、二人なんだから、いいでしょ。



お題『泡風呂』

見えそうで見えないのがいい。
後ろから抱きしめてやると、彼女は恥ずかしいのか逃げようともがいた。

「だめ、じっとして」「ちょ、イルミ!」
「ぬるぬるしてるからヤりやすそうだね」
「だから嫌だったのよ!」
「ふぅん」

イルミとは二度と入らない、と言われたから、また入りたくなるようにさせてあげる。



お題『イルミさんが歌を歌ってみた』

「うーん、綺麗な声なんだけどな…」

歌えとしつこいから歌ってみたのに、彼女は複雑そうな顔になった。

「抑揚がないのよね、お経みたい」
「お経って?」
「あー、ジャポンのね、死者を弔う呪文?的な…。うーんなんて説明したらいいんだろ」
「へぇ」

なんでオレがそんな異国の呪文を唱えられるんだよ。



お題『色気』

「イルミのほうが色気あるって言われた…」

帰ってくるなり彼女が凹んでいるからどうしたのかと思えば…。

「誰に?」「ヒソカ」「相手にするなよ」

だって、オレとしてはナナコに色気がありすぎても困るんだし。

「お前に変な虫がつかないほうがいいだろ」
「イルミ虫」「…」

オレいいこと言ったと思うんだけどな…。



お題『メイド服』

「うちの執事は基本、スーツだからさ」

着てみてよ、と渡されたメイド服。言われるまでもなくお宅の事情は知っているが、だからと言って私が着る意味がわからない。

「給料でる?」「いいよ、だけどお金を払うからにはそれなりのことしてもらうからね」

はい、と渡された小切手。完全墓穴掘った。



お題『今日のにゃんこ』

「よし、猫カフェ行こう」

最近彼女は毎日のように、色んな猫に会いに行く。

「昨日はね、三毛猫っていうジャポンのにゃんこだったんだよ」「そう」

オレはそれが気に入らない。だから出かけようとした彼女に後ろから抱き着いた。

「今日はオレがいるでしょ」せっかく仕事がオフなんだから。

「今日のにゃんこはイルミだね」



お題『お気に入り』

もうあれこれ言われすぎて、どれがヒソカのお気に入りかわからない。

「ナナコって、ヒソカのお気に入りだっけ?」
「違うよ、イルミのお気に入り」
「え、そうなの?」知らなかった。

「…ん?」一瞬騙されかけたけど良く考えたら何自称してるんだこいつ。



お題『ハンター×ハンター』

実際見てるとさ、キルやあのお邪魔虫も何ハンターな訳?
父親を探すって親父ハンター?親父狩りだよ?物騒でしょ。それならまだヒソカの方が青い果実ハンターだよね。

題名のこともあるし、ハンター名乗るなら何かを狩りなよ。え、オレ?うーん、じゃあ今夜君のハートを狩りに行くよ。
もちろん物理。



お題『連載再開について』

おそらくオレは出ないから関係ない。

と、言いたいところだけどキルのことがあるから気になるかな。無理に働かせて完結しないまま終わっちゃうのも困るし、絵が上手ければオレがいっそ続きを書きたいよ。

…ん、待てよ。となるとオレが自由に結末を決められるのか。悪くない。
そうだ、冨◯を操ろう。




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