- ナノ -

■ 2014/7

管理人の気まぐれ駄文 〜7月〜

ただアダル トリオが喋るだけ
オチも特にありません

++++++++++++

イルミ「ねぇ、早くほら早く出しなよ誰だかわかってるんだからさ」

ヒソカ「ん〜?何のことだい?」

イルミ「とぼけてるんなら殺すよ?誕生月のゲスト、来るんだろ?」

クロロ「7月か…イルミのその反応で予想がついたな」

ヒソカ「あーそれなんだけど、本人が来たく無いって言ってるんだよねぇ

イルミ「は?何言ってんの?キルがそんなこと言うわけないだろ。勿体ぶってないで早く出しなよ。そしてお前らは帰りなよ」

クロロ「お前ら、って俺まで入ってるのか」

イルミ「当たり前だろ。クロロは一番最初に退場だよ」

クロロ「……そんなのだから弟に」イルミ「何か言った?」

クロロ「何でもないです」

ヒソカ「もー、やっぱり弟のことになるとイルミは手がつけられないな
というわけだから、嫌でも出てきてもらうよ子猫ちゃん

キルア「うわっ!離せ!バンジーガムつけんじゃねー!」

イルミ「やぁ、キル会いたかったよ。お誕生日だね。何が欲しい?あとヒソカ早くキルから離れて変態が移るから」

クロロ「イルミって無口キャラじゃなかったのか?」

ヒソカ「お母さん似だからね、マシンガントークの時もあるのさ

イルミ「何でも言ってごらん、キル。兄ちゃんに出来ることなら何でもしてあげるよ。
そうだ、たまには一緒に訓練しようか。キルがウチを出てってからなかなか二人で訓練なんてする機会なかったもんね」

キルア「あ、兄貴…オレ、何もいらない」

イルミ「遠慮なんてしなくていいよ。それより久々にウチに帰ってくるんだよね。母さんもケーキ用意して待ってるよ」

キルア「え…えっと、その日はオレ、皆に祝ってもらうから…」

イルミ「ミンナッテ………ナニ?」

クロロ「か、顔怖いぞ!」

イルミ「ミンナ……皆って、父さんやオレ達のことだよね?ねぇキルそうでしょ?」

キルア「そうじゃなくて…ほら、俺にだって色々あんだよ」

イルミ「ふぅん。
キルはオレたち家族より、あいつらを取るんだ?」

キルア「……っ!」

ヒソカ「ねぇねぇ、ボクもそのパーティーに参加してもいいかい?」

キルア「は!?」

クロロ「そうだな…お前がどうしてもと言うなら俺も行ってやらんことはないぞ」

キルア「いや、言ってねーし来なくていいし」

クロロ「……流石イルミの弟だな、俺に厳しい」

イルミ「待ってよ、ヒソカ達が行くなら当然オレも行っていいよね?というか駄目なわけないよね」

キルア「マジで勘弁してくれよ、兄貴達が来たらぶち壊しだって」

イルミ「どうして?」

キルア「なっ、どうしてって…」

ヒソカ「あ、これ、イルミは本気でわかってないからね

クロロ「さて、どうする弟。迂闊な答えは命取りだぞ?」

キルア「どうしてって……えっとほら、いい歳して兄貴同伴とか恥ずいだろ」

イルミ「誰が言ったのそんなこと。ねぇ、黙らせるよ誰?あのグラサンの奴?」

キルア「ちげーよ!待てって、落ち着いてくれよ兄貴」

イルミ「オレはいたって落ち着いてるよ。ね、キルこそ考え直してよ」

キルア「あーもう、ヒソカ達もなんとか言ってくれよ!!」

クロロ「なるほど…いつもの俺は客観的に見てこういう風に追い詰められているのか」

ヒソカ「他人事だと面白いよねぇ
悪いけど、ボクらにこのイルミは止められないなぁ

キルア(…クソ、ヒソカの奴楽しんでるな。
なんとか兄貴の注意を反らして逃げ出さねぇと…)

キルア「イ、イル兄…俺さ、結構嬉しいんだ」

イルミ「なにが?」

キルア「前にイル兄、俺に友達はいらないって言ってたけど、イル兄にもこうしてちゃんと友達がいるみたいで安心したんだよ」

イルミ「は?」
ヒソカ「
クロロ「友達?」

キルア「だから、いつまでも俺の面倒みてくれなくたってイル兄も好きに友達と遊べばいいと思うんだ」

イルミ「待って、誰が友達だって?こいつらはただのビジネスパートナーだよ?」

キルア「でもその割に仲良くしてるじゃん。オレ、イル兄が家族や執事以外とまともに喋ってるの見たことねぇし」

イルミ「……」

ヒソカ「ボク達友達だからね

クロロ「まぁ、俺は友達いないお前らにつきあってやってるだけだけどな」

イルミ「……………黙ってよ」

ヒソカ「え?」

イルミ「友達じゃないし、キルに変なこと吹き込むのやめてくれる?」

クロロ「お、おい、なんだよその針は!」

キルア「(よし、上手くいった…)
イル兄、友達に針向けるなんて駄目だろ」

イルミ「友達じゃないからいいんだよ。キルもここでオレがこいつらに攻撃したら友達じゃないって信じてくれる?」

キルア「まぁね」

クロロ「おいおい、まぁねじゃないぞ!なにイルミを差し向けてんだ!」

ヒソカ「うーんここでイルミと殺りあうのもいいけど、今は周りが見えてないみたいだし楽しい戦いじゃなさそうだなぁ
クロロに任せるよ

クロロ「え?えっ!?」

キルア(今のうちに神速で………!)

イルミ「悪いね、クロロ。兄貴として示しつけなきゃいけないからさ」

ヒソカ「じゃあボクもこれで

クロロ「おい、待て!ヒソカはいいのか!?なんで俺だけ!」

イルミ「だってヒソカは攻撃しても喜ぶでしょ?どうせなら嫌がる顔が見たいって思うのが普通じゃない?」

クロロ「ただのドSじゃないか!」

イルミ「じゃあ覚悟してね。大丈夫、死なない程度にしておくからさ」

クロロ「やめろやめろ!うわっ、危ないな!!」

イルミ「避けないでよ、当たりどころ間違えたら死ぬよ?」

クロロ「避けるだろ!というか、肝心の弟は!?」

イルミ「え?
……………いない?」

クロロ「よ、よかった。これで俺が刺される理由はなくなっ……ぐっ!!」

イルミ「クロロむかつく」

クロロ「理不尽すぎる……」

イルミ「だから友達なんていらないって言ってるだろ」

クロロ「身に染みて、いや刺さってわかったよ……」

end

[ prev / next ]