- ナノ -

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いよいよカタヅケンジャーの上映日。
サラサの不在に彼女を捜索する流れとなりますが、ここで流星街の新システム……乳母衆とか工場長とか、やっぱ結構組織だってまとまって生活してるんだな〜って。普通にそこらの人口少ない町や村より、よっぽど『社会』してますよね。

皆の前で公演中止を告げるクロロは初め冷静そうに「ボクの責任です」と喋ってましたが、ぎゅっとズボンの裾を握りしめてるのがさぁ、ぐっと感情を堪えてるのがすごく伝わってくる。極めつきは、皆一緒に探してくれるってなって「ん……!」「ん!!」って涙をこぼすとこ。(当たり前ですけど)等身大の子供って感じがして、うわぁ〜過去編見せられてる。ガチで見せられてる!! ってなりました。

そして皆で協力する和気あいあいムーブから一転、禍々しさをこれでもかと現した森のシーン。本当に迫力がすっごいんですけど、先生の腰とか体調とかもろもろが心配される。サラサの遺体を見たシーン。ちょっとシャル死亡のときのクロロの顔がフラッシュバックしました。さすがに子供の時は誰かを殺しそうな顔はしていないけれど、シャルの時、きっとこのサラサのことや今まで死んでいった仲間たちのことも浮かんだんだろうなって。誰かを失う度、クロロはこの表情、こんな思いを何度でもしてきたんだろうなって。
張り紙に書かれていたメッセージをクロロが伝えることはありませんでしたが、これも単純に酷い内容ってよりは何か今後に繋がる伏線があるのだろうか……。

そしてここでマチちゃんの念のきっかけが……。
やっぱこういうバックグランドに密接に関係している念っていいですよね。モレナ様配下の即席ゲーム念よりもずっと重みがある。既にオーラが見えていたマチちゃんでしたが、この時点で実は他にも片鱗を見せていたメンバーがいるのかもしれません。パクは特質系で既にそうっぽかったよね。

クロロが行動を3年待ってくれ、とウヴォーさんに告げたのを聞いて、待って、今このクロロ11歳!? ってことは結成時14!? とめちゃくちゃビビりました。かつてからチラ見せされていた結成時代クロロ、完全に16くらいだと思ってたモンだからさ。
旅団の結成理由は無難に復讐でしたね。そして蜘蛛の別称は「WEB(ネット)」の意味もあったのか。11歳にもう一回びっくりするレベルの賢い語りと先見性を見せつけられて、あ、これ! これは私の知ってるクロロだ! ってなりました。シーラだけは袂をわかってしまったんですね、ここで。クルタ族とのこと、この道を違えたことにも関係してるんだろうか。

そして今現在の流星街の恐ろしいイメージも、今のクロロがあえて作り上げたものだったとは。いや、長老やれお前。旅団の頭どころの騒ぎじゃねぇ、神童がおる。皆に推薦された、決められたことだから頑張るってそういうことかよ……。

ここ数話で完全に旅団に旅団が『心のある、ごく普通の血の通った人間』として描かれていますが……クラピカとの件、どうなるんだろう。楽しみで、同時にとても怖いです。ま、0巻で全員死にます言われてるんだけどさぁ(夢も希望もない)

そうそうこの前、冨樫展行ったので余計にそう思うんですが、冨樫センセ結構作品間で同じテーマを繰り返すところがあって、今回のビデオテープの件も幽白で仙水の見た黒の章っぽさあるな、と。カタヅケンジャーのビデオそのものは希望なんだけど、サラサのスナッフフィルムをいつかどこかでクロロが目にする機会があってしまうのかもしれない。ここに人間はいなかった、ってなるやつかもしれない。ツェリ様とも関連してきそうだよね。ツェリ様、解体趣味あるし緋の目の映像を闇サイトに投稿してるみたいな話があったし……うわ、泥沼かよ。

ところで旅団過去編どんくらいやるんだろうね。何十話でもいけるが?

2022/12/05 22:38
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