先週の突然の旅団過去編に引き続き、今回も待ちに待った過去編でした。今のクロロとは全然違う、ピュアピュア天使がいる……！（そうは言っても先週、フィンクスにビデオカツアゲされて何のためらいもなくすり替えて渡してたから流星街の逞しさは感じられるけど）

それにしても流星街ってもっと、失礼ながらゴミの掃きだめ、THEスラム！ってイメージだったんですけど、結構普通に上映会できるだけの立派な建物があるし、生きるか死ぬかって雰囲気でもなく娯楽を楽しむ余裕があるというか……すごい意外！
フィンクスは全然性格変わってないな〜と思ったけど、フィンクスだけじゃなくて他の皆も変わって無さそう。クロロだけが今の『団長』とはちょっと雰囲気違うんだよね。ヨークシンの『あ〜しんど〜』がやっぱり素なのか。『団長』も推薦されて、決まったことだから頑張るってスタンスだって０巻で冨樫センセが言ってましたもんね……。

そして複数人の声を演じ分けるクロロの怪演……。声だけでもすごいのに、まるで複数の人格を使い分けるような演技に、うわ流石特質系の片鱗ある…！ってなりました。勝手なイメージなんですけど、クロロってあれだけ個性的に見えて意外と自己ってものが曖昧で無いタイプなのかなって。それは受動的とか無気力ってベクトルの意味じゃなくて、感受性が強くて吸収力も高くて、他人の思考や空気を読むのが得意だからこそ、境界線が曖昧になっている的な。能力をコピーして奪う念能力も、人間に対して深い興味を持つのも、元々自分というものがはっきりしていないからなのかなーって。悪く言えば、頭の良さによる学習で人間味を獲得しているって感じがする。こうしたら上手く行った、こうしたら喜んでもらえた、の積み重ね。だから育った環境が違えば、全然人殺しにはならなかったのかな、と思います。まだ今は平和っぽいけど、きっと彼にとって殺人や略奪は最適解の手段でしかなかったと思うので。

そしてここへきての『旅団』結成秘話と、『ウボォーさん』呼びの回収と、『世界一の悪役になること』っていう夢ェェ！！！
あのさぁ〜レクイエムってそういうことだったの！？　一体何年越しに回収するんだようわーーーん！！
TLで戦隊ものの役割に名乗り上げた順が団員番号って言ってる人がいて、天才か！？ってなりました。いや、幻影旅団ってほんとに仲良し劇団サークルじゃん。優先すべきは蜘蛛とか、現団員を殺して入るのが加入条件とか実質無理じゃん！

現在希望に満ち溢れまくってて、この輝きが曇らされるのか……ってガクブルです。しかしガチの結成は年齢的にももう少し後っぽいし、今の彼らがそこまで外敵に対抗しうるほどの力を持っているとは思えないので、次の曇らせで力が必要だって思い知らされるとか、『ヒーロー』ではなく『悪』をもって『悪』を制すしかないと思わされる展開が来ちゃうのかな……。

サラサ……。



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