「んふふっ!蒼夜ちゃんが頼ってくるなんて何年ぶりくらいかしら?」
「うぜぇ。……それより有名ってのはどういうことだ」
「そのままよ。婆裟羅者自体はそこらへんにゴロゴロしてるの。ただ使えるか使えないかが、分かれ目なのよ」
翠は音もなく佐吉の頭から俺の肩に移動してきた。
「……婆裟羅を操れるこいつらだから俺の結界を越えられたのか?」
「まさか」
ケラケラと笑う翠だったがふと真顔になった。
「歴代最強といわれる貴方の結界が越えられるはずがないわ」
「ならば何故某たちは蒼夜殿のところへやってきたのでござろうか?」
「ちょっと旦那!」
「そう!そこよ赤いの!」
「あ、赤いの!?」
「……Oh、なんか見たことあるなこんなの」
政宗が呟くが特にふれない。
「まだ確信ではないけどおそらくあのお方でしょうね」
「………あいつか!」
「蒼夜ちゃんずいぶんと気に入られてるものね〜
……でも違うかもしれない」
「違う?」
「確信もないし」
『なにより貴方の眷属でない私には少ししか教えることはできないのよ』
『一つだけ』
『首飾り、外さないように』
『狐と蝶もよ』
†秘密†
(ふぅん、アナタ、真田幸村なの)
(うむ!翠殿は猫にござるか?)
(ふふん!その辺の猫と一緒にされたらこまるわ。私は猫又よ!)
(なんと!)
(いいわねその反応!)
(……翠が気に入ったか)
(ねぇ、あれ、なんなの?旦那に変なことしたら…)
(心配するだけ無駄よムダ)
(蒼夜様が許可されているからと……!)
(…佐吉はあやつと相性が悪いのか?)
(ヒヒッ犬猿の仲よ)
「うぜぇ。……それより有名ってのはどういうことだ」
「そのままよ。婆裟羅者自体はそこらへんにゴロゴロしてるの。ただ使えるか使えないかが、分かれ目なのよ」
翠は音もなく佐吉の頭から俺の肩に移動してきた。
「……婆裟羅を操れるこいつらだから俺の結界を越えられたのか?」
「まさか」
ケラケラと笑う翠だったがふと真顔になった。
「歴代最強といわれる貴方の結界が越えられるはずがないわ」
「ならば何故某たちは蒼夜殿のところへやってきたのでござろうか?」
「ちょっと旦那!」
「そう!そこよ赤いの!」
「あ、赤いの!?」
「……Oh、なんか見たことあるなこんなの」
政宗が呟くが特にふれない。
「まだ確信ではないけどおそらくあのお方でしょうね」
「………あいつか!」
「蒼夜ちゃんずいぶんと気に入られてるものね〜
……でも違うかもしれない」
「違う?」
「確信もないし」
『なにより貴方の眷属でない私には少ししか教えることはできないのよ』
『一つだけ』
『首飾り、外さないように』
『狐と蝶もよ』
†秘密†
(ふぅん、アナタ、真田幸村なの)
(うむ!翠殿は猫にござるか?)
(ふふん!その辺の猫と一緒にされたらこまるわ。私は猫又よ!)
(なんと!)
(いいわねその反応!)
(……翠が気に入ったか)
(ねぇ、あれ、なんなの?旦那に変なことしたら…)
(心配するだけ無駄よムダ)
(蒼夜様が許可されているからと……!)
(…佐吉はあやつと相性が悪いのか?)
(ヒヒッ犬猿の仲よ)