文 | ナノ

この後の二組をつれての買い物は酷かった。



伊達主従をつれて行ったのはホームセンター。

野菜の種と苗にひっかかる小十郎に料理器具にひっかかる政宗。
しかもその場に30分以上いるもんだから思わず手がでた。

具体的には髪を引っ張る、だ。



んで最後に瀬戸内の二人を連れて食料の調達。
ただでさえ図体がでかい、しかも顔が整っている男(元親)がきょろきょろと挙動不審だったから変な注目を浴びた。

元就はずっと俺にひっついていた。
……俺こいつに何かしたか?



家に帰ると買い物に連れて行かなかった佐吉が垂れた耳と尻尾が見えるくらいにしょげていたから紀之助も一緒に北条のじいさんの見舞いに行くことにした。






「あれ?蒼夜の旦那、また買い物?」

「いや、北条のじいさんの見舞い」

「あーあの風魔のそっくりさんに会ったときに言ってたあれ?」

「ああ。…そっくりさんというかあいつの名前も風魔だから」

「そうなんだけどさー…」





伝説の忍がどうのこうの言っていたからあっちの風魔は凄い奴だったのだろう。

……こっちじゃただの爺思いの好青年なんだがな。





「半刻ぐらいで帰るから物壊すなよ。あ、違ぇな。壊させるなよ?」

「…旦那たちおとなしくしててくれると思う?」

「思わねぇ」





†留守番†


(何か壊れてたら夕飯抜きの逆さ吊りだからなお前等)

(((え)))

(壊す気だったのかお前等)

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