文 | ナノ

「よし、んじゃ買い物行ってくるわ」


「「待て待て待て」」





朝飯が足りねぇことに気づいて、佐吉とさくっと買い物にいこうとしたんだが政宗と元親に止められた。





「なんだよ」


「お前、石…じゃなくて佐吉だけ連れて行くのか?」


「?ああ」


「「俺も行く!」」


「あ゛?」


「貴様ら……蒼夜様にご迷惑をかけるな!」





佐吉と政宗、元親がぎゃんぎゃん言い合っているのに少し気が遠くなりかけているとちょいちょいと裾を引っ張られた。




「蒼夜、我も行きたい」


「………」





どこの小動物だお前は。





いつの間にか幸村も口論の中に入っているし収拾つかねぇなこれ。





「うるせぇ喚くな蒼紅紫。順番に連れて行ってやる」




どうせ一回の買い物じゃ無理なんだ。
ならメンバーをかえて連れて行けばいいだろ。




「三回出かける。だから2人一組にわかれろ」


「蒼夜様、私は……」


「佐吉は最初に行くぞ。こいつ等をつれて歩くのは朝飯食ってからだ」


「はい!」




紀之助と保護者組に後を頼んで俺は佐吉を連れコンビニへ向かった。






†買い物†


(佐吉殿ずるいでござるぅぅうう!)

(あの2人は朝餉の準備のために行ったの!旦那朝餉いらないの?)


(チッ、俺も行きたかったぜ)

(政宗様、この小十郎猿飛と同じことを申し上げたくはございませぬ)


(ま、出かけれんだったらいいか)

(ふん…長曾我部、我と組め)

(はぁ!?)

(猿飛と片倉が己の主と我らを組ませるか?)

(あー)


((毛利が大人しく主に従うとはな)ヒヒッ)

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