文 | ナノ

佐吉が叫んだり、幸村が逆上せたりなどちょっとしたアクシデントはあったが無事に風呂から上がった。



……さっさと部屋に突っ込んで寝かせよう。
いい加減殺気向けてきたり、じろじろ見られるのは嫌なんでな。



んで、各自に部屋を振り割けて居間にひとりになった。
部屋からノートパソコンと書物を持ってきて作業をする。


陰陽師っていうと胡散臭い目で見られるからな。
通販の仕分けっつー仕事もしている。





「で、お前等は何したんだ?」





振り返らないで声をかければ居間に入ってくる気配。





「あはーバレてた?」





入ってきたのは佐助だった。





「仕事柄、気配には聡いんでな。小十郎もいるだろ」


「よくわかったな」


「言ったろ?気配には聡いんだ」




というより、この二人は必ず俺と接触してくるだろうと思っていた。
二人とも主を護らなければならない立場だからな。





「主の手前、聞けなかったこともあんだろ?」




2人に座るように促し茶を煎れる。




「で?何が聞きたい?」


「沢山ありすぎるんだよねー」


「夜はこれからだ。じゃんじゃん聞いてこい」




最初にも言ったけど殺気向けられるのもいい加減嫌なんでな




†気配†


((さて、近寄ってみようか))



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次回質問タイム☆

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