文 | ナノ

めっちゃ重たかったが何とかそれぞれの獲物を蔵に仕舞ってさっきの部屋に戻った。ら、




「……」


「あ、蒼夜の旦那!ごめんね重かったっしょ?」


「動きやすいでござるなぁ」


「先の世の着物は摩訶不思議ぞ…」


「じゃーじつったか。動きやすいなこれ」


「Ha!なかなかcoolじゃねぇか小十郎」


「はっ、ありがとうございます」


「……」



な ん な ん だ こ の 色 男 等 は !




「蒼夜の旦那?」


「いや…ちょっと顔面偏差値の高さに衝撃を受けてしまっただけだ、それより着流し…つうか浴衣は受け取ったか?」


「へんさち…?
あぁ。すまぬな」






毛利が素直にお礼を言ってきた。
周りの反応から見るとなかなかレアな光景らしい。

俺個人としては、素直な奴は好きだ。




「さて、飯にするか。あー好き嫌いとかは受け付けねぇからな」


「だってよ旦那。ちゃんと人参食べてよね」


「政宗様、ちゃんと野菜も召し上がるのですぞ」




この2人は保護者だな。


ん?この服の引っ張り方は佐吉か。




「蒼夜様、今日の夕餉は…」


「あー何あった?」


「卵の賞味期限が明日よ」


「げ。3パック買ったやつか…」





一人一パックずつ買ったんだったな。
あの後ケーキ作ろうとしたんだけど仕事入ってできなかった。





「あーじゃあオムレツで良いか?さすがにこの人数分オムライス作るのはしんどい」


「わっ私は蒼夜様の料理であれば……」


「ヒヒッ、われもよ」





あーうちの子ホント可愛い
ぐりぐりしていいよな。うん、する。





†色男†


(よし!そうと決まればさっさと作るぞ。料理できるやつは俺について来い。出来ねぇ奴は紀之介と佐吉と居間に行け)

(んじゃ、俺様は蒼夜の旦那についてく〜)

(cookingか…なら俺らも蒼夜側だな小十郎)

(そうでございますな)



(むぅ、某も手伝いたいでござる…)

(ああ俺もだ)

(ふん、貴様が行っても邪魔になるだけよ)

(あ"?んだと毛利!)

(そのように馬鹿でかい図体で厨に行っても邪魔にしかならぬわ阿呆が。……大谷、居間は何処ぞ)

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