出会い、別れ、出会い、別れ。
それの繰り返しが人生である、といったのは、どこのどいつだったろう。
どうでもいいけれど、つまり俺が言いたいのは。
運命とでもいうべきものがねじ曲げられたとしか思えないような出会いも多々あるわけで、なれど、当たり前に太陽は昇るということだ。











ピピピ、ピピピ、

「……」

後頭部に朝日を感じ、できるだけギリギリにセットしたアラームが鳴るのを聞く。
しかして朝にめっぽう弱い俺はアラームを止めると、モソモソと布団に潜り込むわけで。
そうしてもう一眠りしようとしながら、バタバタと近づいてくる足音を耳に入れた。

「総悟!てめぇいつまで寝てるつもりだ!」
「…んぁ?今日は日曜ですぜー?ったく母ちゃんはおっちょこちょいなんだから…」
「日曜でもねぇし母ちゃんでもねぇ!てめー入学式早々遅刻するつもりか!」

朝から元気だなぁ、と呑気に感慨に浸っていると、がばり、布団を捲られる。
ダルいことこの上ない、といった様に目を開けてやれば、前に見えるは黒いスーツを着た男。

そう、出会いも別れも、とてもじゃないが人間の脳では想像できるはずもなく、関与できるはずもなく。


何を間違ったのか、俺、つまり沖田総悟は、土方さんと絶賛同棲中である。


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