2012/07/23---獄寺隼人


「あ、もしもし獄寺?」
『じゃねえよ今何処に居んだよ』
「何処ってアジトの中だよ多分」
『多分って何だよ』
「ここ広すぎて多分としか言いようがないんだよ。ってことで多分アジトの中だから迎えに来てよ獄寺」
『大体お前昼飯食い行ったんじゃなかったのかよ。キッチンある部屋なんて限られてるだろどこをどう間違えたら迷うんだよ馬鹿か』
「バカで結構こけこっこ」
『切る』
「えっ、うそ、やだやだ切らないで…!」
『俺だって暇じゃねんだよ!…十代目から物凄い目を向けられてるんだぞ!』
「戻ったら仕事手伝うから」
『そう言って手伝った試しねえだろ』
「てへ」
『切る』
「なんで!」
『お前もう地図持ち歩け地図!迷う度呼び出される俺の身にもなってみろ』
「とかなんとか言って獄寺優しいからいつも来てくれるよね、私場所伝えてないのに」
『……』
「なんで?」
『なんでもいいだろ』
「えー」
『…切るぞ』
「ちょ、待っ、…本当に切りやがったあのタコ」


「戻るぞ」
「はいはい…え、獄寺、えーいつの間に」
「今」
「やっぱり来てくれるんじゃん」
「うぜぇ」
「ありがと」
「アホしね」
「そんな顔でしねとか言われたら生きるしかないわ」
「お前もう黙っとけ」


(アジト日本支部で迷子)



 
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