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ああ、こらあかん。
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ああ、こらあかん。






教えてあげよう
此処は君が朽ちる場所。


『―…ッ』
「ああ、起きた?」
『ッだ…れ…?』


暗がりの中、君は後ろ手に縛られて惨めに床に転がっている。
俯せの体勢では、ボクの姿を捕らえるのは不可能。
せやかて、ボクは君の後ろに居るのやから。


「嫌やなァ、ボクの事…知らないとは言わせへんよ」
『その声は…ッ
市丸隊長……?!」


君の手首に付いている手枷は、霊力を吸うもの。
ボクも霊圧隠しとるし、霊圧が感じられへんのも無理はない。


「ボクが正体を明かしたっちゅうことは、どうなるか分かるやろ?」


しゃがみ込んで、君の耳元でそう囁く。
君の華奢な肩が震えるのが分かった。


『お……お止め下さい…
大体、何故あたしを…?
あたしは十番隊の―…』
「知っとるよ、三席のなまえちゃん。
十番隊長さんの……


彼女やろ…?」


白い肌、黒い艶のある長髪。
誘うような紅い唇とは対照的な、優しそうな瞳。

君を…なまえちゃんを、ずっと見ていたのは、ボクやったのに。

まさか、先に取られるとは思わへんかったけど。


『なら、何故…!』
「なして?おもろい事言うなァ…
人のモン盗るからこそ、愛情も増すっちゅうもんや…」
『―…ッ市ま―…!!!』


何か言いかけた彼女の細い肩を掴み、俯せになっていた体を反転させた。

ビリッと、彼女の肌に纏う黒い布を引き裂いた。
なまえちゃんが、死神であるという証、死覇装。


『い、嫌…!』


なまえちゃんは驚いて抵抗しようとするが、拘束されている上に、ボクに馬乗りされとる。
出来る抵抗は、何の役にも立たへん些細なモノ。


『嫌だ…嫌…!!
どうしてこんな…』


強制的に剥かれていくなまえちゃんは堪えられへんとでも言うように、首を横に振りながら泣き出した。






「…綺麗やね」


白い肌が露になり、少し小さめの膨らみが姿を現した。


『…ッう……グスッ』


もう抗うことも辞め、大人しく涙を流しているだけの君。
力で組敷くなんて、こないにも容易い。

もう、なまえちゃんはボクのモン。
ボクは、なまえちゃんの綺麗な肌に容赦なく噛みついた。


『ッ痛…!!』


ビクンッと一際大きく跳ねるなまえちゃんの躯。
ボクのモン。ボクのモン。
なまえちゃんの白い躯に、ボクの印を残す。


『痛い、痛い…
止めて…!』
「あかんよ、なまえちゃんはボクのや」


そう言って、なまえちゃんの躯に痕を付ける。
……噛みついて、噛みついて。
紅い華は、なまえちゃんの血。


『ぅ…あ゙』


ビクビクと躯を揺らす。
ボクが、なまえちゃんに与えている痛み。
なまえちゃんの痛い、という声も反応も、全部ボクが与えているという証。
ああ、もっとボクを安心させて。

唇はどんどん下に降りて行き、なまえちゃんの柔らかい内腿にまで辿り着く。


「…あらら。
痛い言う割には、濡れとるよ?
此処」


口角を上げてなまえちゃんの脚を左右に大きく開く。
その中心にある蜜口は、美味しそうな蜜が溢れて。


「噛まれて感じとったの?
えらい変態やなァ」
『ち、違…』
「何が違うん?
なァ」


そう問い掛けながら、一気に三本の指を潤ったそこに突き立てた。


『ああッ』
「ほら、こない簡単にボクの指咥え込んでしもて」


濡れた蜜壷をかき混ぜれば、ぐちゅぐちゅ、と卑猥な水音が暗い部屋に響く。
わざとなまえちゃんに聞こえる様に、音を立てながら。


『んぁッ…ああ!
い…やぁ…ッハァ』
「嘘言いなや。
気持ち良え言うてみ?」
『ハッ…あッん、あ!』


喘ぐ事しか出来ひんなまえちゃん。
三本の指をバラバラと動かして、内壁を擦り上げながら良いトコロを捜す。


『あ…んッ…んぁ!?』
「ああ、此処やね」


ビクッと背中を反らしたなまえちゃんの反応を見て、指先が触れた箇所を重点的に攻める。


『やああぁぁあ!』


叫びに近い声をあげながら、なまえちゃんは快感に呑まれていく。
収縮が激しくなり、絶頂が近い事が分かる。

親指の腹で小さな蕾を押し潰す。


『―…ッああぁ!!』


背中を弓なりに反らせて、二、三度痙攣してなまえちゃんは果てた。
荒い呼吸を繰り返すなまえちゃんの中から指を引き抜く。


「こない濡らして…
日番谷さん、どう思うやろなァ?」


"日番谷"という単語に反応して、肩を震わせるなまえちゃん。
見える様になまえちゃんの愛液に濡れた指を舐めると、なまえちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らした。


「ほな、ちょっとコレで遊んでてな。
阿近さんに作って貰てん」
『な…に、それ…』
「これなァ、現世の大人の玩具やて。
効果は抜群や言うてたで」


スイッチを入れれば、ヴーン…と怪しげな機械音と共に震えだすソレ。
脅えきった表情で、ボクの手元を見つめる。

ボクはニヤリ、と嗤ってそれをなまえちゃんの小さな蕾に押し当てた。


『ひゃあぁああぁんッ』


今までで一番良え反応を見せ、躯は快感に跳ねる。


「そない気持ち良えの?
ほな、退屈せんで済みそうやね?」
『ああッや、だァ!
止め…てぇえ…ッ!!』
「い・や」






「―…市丸、居るか?」


部屋を出れば、玄関口に立つ一人の男。
―…これで、全て揃った。


「ああ、いらっしゃい。










…日番谷サン」





ボクは彼を招き入れ、先程まで居た部屋の隣へと促す。


「今日は非番だと聞いたんだが、急ぎの書類が出来ちまって…
悪いとは思いつつ、届に来たんだ」
「ああ、別にボクは構へんよ」


せやかて、書類が来るのは分かっとったから。
その急ぎの書類はダミーや。
日番谷さんを此処までおびき寄せる為に、わざわざ細工してん。


《―…ッ!!》

「?今、何か聞こえ無かったか?」
「ああ、そうやった。
日番谷サンに見せたいモノがあってん」


こっち、と手招きすると、小首を傾げながらボクの後を付いて来る。
ボクは隣の部屋の扉を開けた。


「これや」


と言えば、不思議そうな顔をして覗き込む。
薄暗い部屋に、目が慣れて来ると日番谷サンはその光景に目を見開いた。


「―…ッな!」
『ひゃあぁッ…あ、も…ォ、壊れちゃ…!』


其処に居ったのは、乱れに乱れたなまえちゃんの姿。


「なまえ―…」
『はぁあんッ…あんッ
気持ち…良いょぉ…ッ!
ご主人様ぁ…ギン様ぁ…ッ』
「…なまえ…!?」


だらしなく涎を垂らしながら、玩具に翻弄され、自分の名前ではなくボクの名前を呼ぶなまえちゃんの姿に困惑する。


「市丸、てめえ!!」
「何や勘違いしてへん?
求めて来たのはなまえちゃんやで?」
「なッ」
「せやかて、ほれ。
見てみぃ?」


無理矢理犯されて、あない善がるモン?と低い声で囁けば、日番谷サンには呆れに近い絶望の表情を見せた。


『ああ、もぉ…気持ち良い…ッ
イきたいよぉ!』


ボクはなまえちゃんに近付いて、日番谷サンにも聞こえる様に言った。


「イきたい時は、何て言うんやった?」
『ああん…ッご主人様ぁ…?』
「せやで。ああ、君の彼氏、其処に居てるけど?」


そう言うが、もうすっかり快感に取り込まれたなまえちゃんは


『んッそんな…事より、早くぅ』


と、動ける範囲で椅子をガタガタと揺らしながら腰を振る。
その卑猥な姿に、日番谷サンは絶句。

二人を見て、ボクは唯嗤う。


「どないします、日番谷サン?」


口角を上げれば


「……好きにしろ」


と吐き捨て、出て行った。


ああ、こらあかん。
もう、君捨てられたで?







「ほな、おねだりしてや」


と言えば、なまえちゃんの虚ろな瞳が、ボクに向けられた。


『ッなまえの…びちょびちょになった此処を…ッ
ご主人様の大きなので…壊してぇ…!』
「良く言えました」


ボクは笑みを深めて、なまえちゃんの脚の拘束を解き、白い脚を持ち上げた。


「ああ、ほんまにぐちゃぐちゃやね」


そう呟き、ローターを取り外して天を仰ぐソレをなまえちゃんに突き立てた。


『ぅ…あ゙あ゙ぁあぁあッ』


ずっと欲していた熱と質量に、なまえちゃんは果てた。


「くっ…キツ…!」


収縮の激しいナカを、無理矢理押し進む。


『ああッ…らめ…ぇ!
壊れちゃ…よぉ!!』
「良えよ、壊れてまえ」


ガンガンと奥を付き上げれば、狂った様に叫ぶ。


「あーあ、漏らしてしもてん?
そない気持ち良え?ボクの」


良いトコロを突く度に勢い良く拭き出る潮に、ボクの着物は濡らされた。


『あ゙ッ気持ち…良いれす…ッ』
「…ほな、もっと…ッ
味あわせてあげよなァ…ッ」


限界の近いボクは、容赦なくなまえちゃんを突き上げる。
律動に合わせてガクガクと揺れる細い脚。

ズチュッグチュッ…と卑猥な水音と、肉と肉がぶつかり合う乾いた音だけが響く部屋。

捨てられても、大丈夫や。
この部屋に永遠に閉じ込めたるから。






「ッも…イく…ッ」
『ああッ…ああぁああん!!』


なまえちゃんが果てた瞬間、その締め付けによりボクも果てた。
中に大量の欲望を吐き出して。





「なまえちゃん、大丈夫や。
ボクがずっと、可愛がってあげるさかい」
『あ…ぅ…』


ああ、こらあかん。





壊れてしもた。



「これから、なまえちゃんは此処で過ごすんや。
ボクと二人きりで」




せやかて、此処は

君とボクが朽ちる場所やから。




ああ、こらあかん。
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壊れて朽ちて、君と二人。


(人のものを盗る悪い癖)

11.08.08.17:27


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