『・・・?カイルくーん?』
「・・・紫円ー・・・・・・」
今日はカイル君の家(大きいよね)にとまらせてもらった。この家広いから良いよね
ベットに座らせてもらってくつろいでいたら、カイル君が後ろから私をぎゅうっと・・・・え?
『か、い、顔、ちか』
片言にしか喋れない。恥ずかしい
真っ赤になる頬を押さえてカイル君の顔が見えないようにそっぽを向いた(だって見たら・・・もっと・・・)
「ありがと・・・・う」
コテン、カイル君が倒れた
って言うより寝た。・・・自由な人だ
無邪気な顔で寝てるカイル君をじぃっとみつめて、私は苦笑する
『こっちの台詞だよ』
すやすやと眠るカイル君の頬にそっと口付けて、私はカイル君からそっと離れた
たぶん、もう会えないなぁ
『大好きだよ、カイル君』
にへ、と笑って森へ向かう
カイル君が思い出すまで、私が止めなきゃ―――――――――
ありがとう、と
(この街に来てくれて、ありがとう)
(恋を教えてくれて、ありがとう)
(さようなら、大好きです)