『・・・ヘタレんなよコンニャロおおおおお!!!』
「ひいいいいいすみませええええん」
偉大なるボンゴレボスになるというお方がこんな事でいいのか私は心配ですノーノ!
『・・・で、綱吉君』
「はっ・・・はい!」
この目の前にいる男、沢田綱吉は私より2つ年上の16歳である。
だが、正真正銘のヘタレなのだ。彼女に手も出せない、ヘ タ レ !!
私は横にあるクッションをぎゅうっと抱きしめた。なんだよう、綱吉君の馬鹿
恋人なんだから、いいじゃないか・・・それとも私のこと嫌いなのかな。ははっ・・・
悲しくなってきたじゃないかどうしてくれるんだ馬鹿ツナ
「・・・あの、名前・・・?」
『綱吉君の馬鹿・・・意気地なし!』
「ぶふっ!」
綱吉君の顔にクッションを投げつける。ばか、バカ、馬鹿!
一人暮らしの彼女の部屋に遊びに来て何にもしないなんてアンタおかしいだろ!それでも健全な高校生かよ!
『・・・ねえ、いつまで私を子ども扱いする気なの』
「・・・え?」
『・・・もう、14歳だもん』
クッションを握りながらキョトンとこっちを見ている綱吉君をじろりと睨む
綱吉君はえ、あのとか言ってるけどもう聞いてあげない
『こころも、からだも大人だよ』
綱吉君の手の中にあったクッションを投げ捨てて、ベットに押し倒す形で馬乗りになる
『ヘタレないでよ、沢田綱吉』
そう言ってにやりと笑いながら、いまだきょとんとして状況が飲み込めていない綱吉君を見つめた
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ませたいお年頃