『ふあーっ』
今日は晴天。綺麗な青空に浮かぶ雲が私は大好きだ
今は2時間目。授業は面倒くさいので出ていない。
「・・・キミ、何してるの?」
なんだ。私の眠りを妨げるやつは・・・
「風紀を乱すものは・・・咬み殺すっ!」
ぶん、と彼の手から銀色のトンファーが放たれた。ん?トンファー?
『ひゃぃ!?』
それを下にしゃがんでふわりと避ける。あぶな・・・
「・・・ふーん。キミ、草食動物の癖に僕の攻撃を避けれるんだ」
なんのことだ。私は断じて草食動物じゃない
「加沢紫円。キミ、あとで応接室においでよ」
『は』
学ランを翻し、屋上を後にする黒い人
あ、思い出した
『雲雀恭弥ああああ!?』
あとでかみ殺される。やばい。
冷や汗がつうーっと私の頬を流れた
あとで綱吉にそれを涙ながらに話したら、なんだか黒い笑顔でにっこりと笑っていたのはまた別のお話