直井君は、かっこいい。音無君に慕ってる。音無君と奏ちゃん以外は「愚民」らしい。よくわからないけど。

「・・・どうした」
『ん、いやなんでもありません』

じっと見つめてしまっていたらしい。
首をかしげながらどうかしたのかと問われるが私はただ見ていただけなんて恥ずかしすぎていえない。だから首をぶんぶんと振って否定した
そうか、とだけ呟いてまた書類に目を戻す直井君。本当にかっこいいと思う。

「・・・そんなに、見るな」
『え、』

直井君が手で口元を押さえながらふいっとそっぽを向いてしまった。いったいどうしたんだろう?


「お前に見られると・・・どうしたらいいかわからなくなるんだ」


そう言って苦笑した直井君の顔は、真っ赤だった。



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