こんにちは、ハルです。
毎年お年玉が二月まで持たないハルです。金欠すぎて今日、お昼ご飯がパンのみみとなりました。切ないです。

「ハルさぁん、なんちゅう寂しいもん食うてんの。見てるこっちが切ななってくるわ。」

「そうは言っても笹原、お金がないのですよ!二月がくるまで、お小遣い待ちですよ。」

一体なにに使ったのか、なんて聞かれましたがそんなもの覚えてるわけがないでしょう!覚えてないから後悔してやまないのですよ!!

「あ!秋良。ちょお見てぇな、ハルさんの昼飯。」

がちゃりと開けたドアからひょっこり顔を出すなり、あきよしさんは吹き出した。

「ぶは、なんやのんその昼飯。茶色一色やん。女子らしい色味とか皆無やん。」

ちくしょうめ、二人でまた馬鹿にして…。あのフルネーム事件からちょっと仲良くなって笹原はあきよしさんに馴れ馴れしいし…気に食わないな!感心しないな!!

「笹原もあきよしさんもきらいだ!」

わたくしの声は屋上から世界へ発信。二人は顔を見合わせて、残念そうな顔をした。な、なんなんです、二人して。

「せーっかく、二人でお菓子とか買って来てんけどなー。」

「そろそろハルさんのお金が尽きる頃かと思うてむっちゃ買ってきとんのになー。笹原ぁ、この無数のお菓子どうしよか?」

「ちょちょちょ、お二人さん。やっぱさっきの無し。大好きあいしてる!」






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