久しぶりに、みやこが学校を休んだ。

目眩と頭痛と先生は言ったけれど、それはみやこが意識的に休むときの常套句でして決して嘘とは言いきれないのですが、けれど本当に目眩や頭痛があるかは怪しいのです。
背筋に嫌なものが這ったような気がして、私は目をぱちぱちさせて気をしっかり持つように頑張りましたがどうしても冷や汗が止まりませんでした。

みやこがもし、意識的に休んでいるとしたら?昨日まで、普通に楽しそうだったのにどうして?
そういうふうな憶測や疑問で私は体を強張らせたままで。
きっとHRが終わるまで黒目をキョロキョロさせていたことでしょう。

中学校の頃みたいにはなりたくない。
そう涙を溢した彼女のために私は今日までずっと、ずっと。
二度とあんな泣き顔はさせまいと誓って、出来る限りのことはしてきたのに。なぜ、一日で全部、

まだ真偽は分からないのに、なぜか私の第六感が疼き立っていてそう警報を鳴らすのでした。
今日、みやこに会いに行かなくては。と。














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