宇宙科男主 | ナノ

「すいませんが陽日先生、この書類を星月先生に届けていただいてもよろしいですか」
「琥太郎先生にか?いいぞ」
「ありがとうございます」

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先日行われた入試の採点作業の真っ只中でもちろん俺も例外では無くさっきまで採点作業に追われていた

「居るかあ?こたろーせんせ」
そう言って保健室の扉を開けば珍しいことに保健室の主は仕事をしていた。
どうやら忙しいのは琥太郎先生も例外では無いらしい

「なんだ直獅か、何か用か?暇なら手伝ってくれ」
「ひどっ!開口一番ひっどいぞ琥太郎せんせ!」
琥太郎先生はさらっと毒づくので結構傷つくんだよなー

「悪いが直獅に付き合ってやってる暇は無いんだ、姉さんに大量に仕事押し付けられたらからな」
「琥太郎先生も大変だな…あ、そうだ琥太郎先生に堀口先生からお届け物があるんだ」
「はぁー次は何の書類だ、」
俺が持っていた書類を琥太郎先生は渡した書類に目を通していた

「もう結果が出たのか…」
「なあ、何の書類だったんだ?」
「ああ、これは入試の普通教科の順位だよ、直獅も見るか?」
「おう!」
琥太郎先生に見せて貰った書類に視線を移すとどの教科も一位が飛び抜けて高得点で多分現役教師である俺でも取れるか取れないかと言う点数が並んでいた
「スゴいな…今年の新入生は、」
琥太郎先生も俺と同じ事を思ったのか目を丸くして書類を眺めていた

その時の俺はまだ一位の奴の名前が自分のよく知る人物の名前であることに気付いてはいなかった


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