藤くん、また今日も女の子に囲まれてる。あたりまえだよね、だって格好いいし優しいし言うことなんてないんだもの。今日もわたしは陰から藤くんを見つめるだけ。何度この自分の不甲斐なさを悔やんだことかな。でも仕方ないの、藤くんの前に行くと頭が真っ白になって、変な態度を見せてしまうだけだもの。考えてはいけないことだけど、またピーちゃんが来てくれたら。わたしと藤くんだけの世界にまた行くことが出来たなら。なんて利己的、でもそれしかわたしには思いつかないなあ…。


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