√学園。
現在は昼休み、そしてここは生徒たちが大勢あつまる中等部、高等部共同の学食だ。
会話に華を咲かせる生徒たちの波を抜けて一人注文へと向かう。
今日は何を頼もうか…。
昨日は洋食ランチ、その前は確かラーメンセット。
メニューを眺めてじっくりと考える。

どん、

「うわ、」

「おっと」

その時、肩に何かがぶつかって身体がぐらついた。
自分と他の誰かの声が聞こえる。
身体のバランスを整えると顔を上げた。

「あ」

思わず声を上げた。
そこにいたのはガリレオの称号を持った逆之上ギャモンだった。

「お。お前…」

ギャモンがこちらを見て口を開く。


さて、なんて答えようか…。

「やあ、ギャモンくん」
「…なんだよアホギャモン」
「あれ、逆之上じゃん」