報われない系ルクギャ


※ギャモン可哀想
※直接描写はあんまりしてないけど一応子供は見ちゃダメなことやってる。






あつい。あつい。あつい。
身体の内側から沸々と。熱い何かが込み上げる。
月明かりしかない室内で。互いに余裕のない息を洩らしながら肉体を重ねて。欲を吐き出して。
ギャモンはルークの唇に顔を寄せた。すがるようなそれは、無情にもルークにより止められた。

「っ、調子に乗るな…」

ルークがギャモンの頬を掴みシーツへ沈める。ギャモンは決して声はあげない。

「君は代わり、所詮代わりなんだ…カイトの、カイトのっ…代わり…」

カイト、カイトとルークがうわ言のように1人の名を呼び始めた。
ギャモンの身体が激しく揺さぶられルークの肩を掴む、熱い吐息は忙しなく口から溢れていくが声は絶対に洩らさない。
たまたま自分がルークの傍にいた。負けん気が強いところだとかちょっと意地を張るところだとか、なんとなくカイトと似ているところがあったから関係を許されただけ。たったそれだけなのに。
こんなに辛くなるのなら最初に迫られた時に断ればよかったとギャモンは後悔した。愛してもらえるのならそれで、そんな愚かな考えを抱いていた過去の自分を殴り飛ばしてやりたい。あの時なら、まだ戻ることができたはずだ。
唇を噛み締める。どうしてよりによって、あいつの代わり。悔しくて心が軋む。
堅く瞑っていた目を開くとこちらを愛おしげに見つめるルークの姿があった。視界が滲む。いつもこの顔に錯覚するのだ、いつもいつもやめようと思うのに、こんな関係。しかしながら一度この表情を見てしまうとやめられなくなる。でも、だからって。こんなの、嬉しいけど、嬉しくない。
ギャモンは精一杯手を伸ばして、ルークの背にそれを回す。

「……好きだ…」

ギャモンは初めて声を発した。耐えきれなかった。初めてだった。代わりでいいから愛してほしいと思えた、きっと最初で最後の人だから。それでもどうしても伝えたい。
ルークが目を見張る。次の瞬間、ふわりと表情が和らぎ綻んだ。
それなのに。

「…僕もだよ、」

それなのに、どうして。

「カイト」

どうして俺はいつも、あいつに勝てないんだ。









-------------------------------------------
これを拍手お礼文にしようとしたんだぜ…?
どう考えても報われないwwwwギャモン報われないwwwww
ルクギャって必然的にギャモン→ルークが前提になるところが萌えますよね。だって最初はルーク→カイトから始まりますから!ギャモンが何らかのアクションを起こさない限り相思相愛にならない感じがとても素晴らしい^///^
だ、だからこのルクギャもいつか相思相愛に……な、なりそうもないけどwwwなるんじゃ、ない、かな…?wwwww

サイト初のルクギャが酷すぎた件wwwwww