誰得はじっぽログ
*
「青木さんでブス専なんですね、変わってるぅ！」
「いや、まああれでも男として反応するところには反応するやつだぞ」
「それは胸ですかね木村さん」
「そういうことだな」
「…見当たらない」
「つか、お前の趣味って変わってるよな」
「(あんたが言うな)」
*
「負け犬、恥さらし、エトセトラ…鷹村さんの言葉って拳と違って鋭いですよね」
「どーゆう意味だゴラァア！」
「下手に慰めない所がすごく素敵だと言う事ですよ」
「フッ。ようやく俺様の魅力に気付いたみたいだな」
「はい、ですから鷹村さんは今後も是非そのような方向でお願いします。ふざけたように見えて、きちんと先輩らしく観察する所は観察しているとこや、場の空気をいつも通りにしてくれる所がだいすきです」
「お前、俺様に惚れてんのか？」
「そうなりますね」
「「「えええええええええええ！！？」」」
*
「二歩だか三歩だか知らないけど、これまた凄い伸びる子が来たんだね」
「ああ、俺なんかあっという間に越されちまうぜ。それと一歩な」
「…木村さん、減量はいつから始めますか」
「まあ来週からだろうな」
「なら今夜一杯どう？」
「のった」
「やった。青木さんや鷹村さんには内密にね」
「了解」
「相変わらず声だけは素敵だな」
*
「先輩、今日の放課後空いてますか」
「宮田くん、毎日毎日よく同じことが聞けるね」
「俺とデートしませんか」
「ははは遠慮しとく」
「じゃあロードワークつきあってください」
「それは別にいいけど」
「なら行きますか」